眠りが浅いと
いろんな夢に出会えて面白い。
怖い夢・愉快な夢・嬉しい夢・・・・
一晩中ワクワク ドキドキしながら
私は真夜中のストレンジャー。
フロイトは
夢は人間の願望でありどんな夢にも意味がある。
ユングは
夢は仮世界なのに現実より刺激的で感動的である。
と述べている。
忘れてしまっている過去の想い出や体験が蘇える。
あるいは願望が姿を変えて現われる。
さらには前世の記憶、未来への予知予見・・・・・
どこかの深い次元で現実と夢が繋がっている。
目ざめてホッとしたり、
名残惜しさにもう一度夢の中に戻りたがったり、
夢とは総て文学的で楽しい。
そういえば漱石の「夢十夜」という短編は
面白かったなぁ。
それに触発されて制作した黒澤明監督の
『夢』というオムニバス形式の映画も良かった。
ゆめの世に かつまどろみて 夢をまた
かたるも夢も それがまにまに
(貞心尼へ良寛の返歌)