海に消え海より生るる初日かな
失われゆくいのち、生まれくるいのち。
いのち 輝いている。
小さな田舎町にも
いよいよ年が迫り
辺りがにぎやいできた。
ありがたいことに
普段ご無沙汰している友人たちが訪ねてくれる。
蟄居のような暮らしぶりへ
顔見せてくれる友がいるのはやはりうれしいもの。
巷の様子をあれこれ聞かされ
少しは元気をもらったような気がする。
その上
一年のお守りやコーヒー豆や新鮮な卵など
差し入れにそれぞれの個性があっておもしろい。
手ぶらでは帰せないので
山陰から届いたばかりのカレイをさしあげる。
3月に起きた未曾有の大災害は
いまだに整理がつけられず
日本中が暗雲に覆われている。
年が明ければ解決できるような生易しいものでなく
これから幾年も幾十年も
その後遺症に悩まされつづけることだろう。
経済至上主義の価値観から
生活スタイルを変えていくことが
個々人に望まれることだろう。
価値観への歴史的大変革期を迎えたといえる。
なにはともあれ
皆様にとって明るい年でありますように祈念します。
見捨てられしや青空に烏瓜
♪ もういくつ寝るとお正月~♪
内耳のはるか奥の方から聞こえてくる少年の声。
土そりを作ったり
ベーゴマを研いだり
台所からは芳ばしい匂いがしていて
新しい年を迎える喜びと希望が
少年の心を弾ませた。
風
回れ、回れ、風車
上れ、上れ、紙風船
いつからだろうか
こどもたちが飛ばなくなったのは
せわしいゲーム機を前にして
ひたすら座ったままの
♪ もういくつ寝るとお正月~♪
ひさしぶりにサラ。ブライトマンを聴く。
この時季にぴったりの
清らかで透きとおった声。
じいじでさえもうるうるしてくる。
ゆうべの「トンイ」もよかった!
王様としてのあるべき姿、
どこぞの指導者にも見せてやりたい。
年賀状を書き終えた。
250枚。
いっときは500枚ほどであったが
この10年の間に随分と減ってしまった。
ぽつんぽつん
パソコンの住所録から
親しい人の名が消去されるのは
自然の摂理とはいえ感慨無量だ。
特にぼくよりも若い人が逝ってしまうのは・・・・・・
バンドネオンの生演奏に感激したと友人からのメール。
シャンソンには欠かせない楽器で
あの哀調は心に深く沁み込んでたまらない。
むかしわが家に手風琴という楽器があった。
アコーデオンを小さくしたようなもので
道楽好きの祖父がデカンショ節など歌ったのだろうか。
オルガンに似た音がして
小学生の頃、いたずらしたが
ちゃんと学んでいたら
いまごろはCobaさんとジョイント組んでいたかも。
メリークリスマス!と 挨拶を送ったところ
私はクリスチャンではないのでと
イエローカードを向けられた。
なんとまあ!
そういう人も居るもので世の中は益々面白い。
イヴなれば雪降るもよし星もよし
三日おきに魚屋からアラが届く。
猫たちに煮てやるのだが
ほとんどが刺身や切り身の売れ残りで
もったいない。
この頃は猫用と人間用に分けて届けてくれるので
猫用は薄味に
人間用は佃煮風に濃く煮る。
これがまあ、実に旨い!
たっぷりの日本酒と中華味噌を使うのがミソ。
上手にできたものはお隣さんへ分けてやる。
わが家は猫と人とが仲良く暮らしている。
デパートで買った九州展の日本茶が実に美味しいので
直接、鹿児島から取り寄せる。
100グラム入りを10本
ところが例によってあちこち配るので
たちまち無くなってしまった。
あらたに三種類の見本の茶が届いたので
飲み比べている。
これからは茶碗と急須と茶壷に少々
贅沢してみようか・・・・・
16日に起きたひき逃げの犯人が未だ判らない。
警察は絞り込んでいるようだが容疑者が行方不明。
悲観して最悪の事態にならねばいいが・・・
情状酌量ということもあるので
はやく自首してほしいと思う。
交通事故は加害者が被害者になってしまうことも
ある。
オリオンへ祈りをこめて投函す