ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

ゆく年くる年

2011-12-30 19:07:35 | 日記・エッセイ・コラム

小さな田舎町にも
いよいよ年が迫り
辺りがにぎやいできた。

ありがたいことに
普段ご無沙汰している友人たちが訪ねてくれる。
蟄居のような暮らしぶりへ
顔見せてくれる友がいるのはやはりうれしいもの。

巷の様子をあれこれ聞かされ
少しは元気をもらったような気がする。
その上
一年のお守りやコーヒー豆や新鮮な卵など
差し入れにそれぞれの個性があっておもしろい。
手ぶらでは帰せないので
山陰から届いたばかりのカレイをさしあげる。

3月に起きた未曾有の大災害は
いまだに整理がつけられず
日本中が暗雲に覆われている。
年が明ければ解決できるような生易しいものでなく
これから幾年も幾十年も
その後遺症に悩まされつづけることだろう。
経済至上主義の価値観から
生活スタイルを変えていくことが
個々人に望まれることだろう。
価値観への歴史的大変革期を迎えたといえる。

なにはともあれ
皆様にとって明るい年でありますように祈念します。

     
見捨てられしや青空に烏瓜


心はずむ

2011-12-26 13:26:30 | 日記・エッセイ・コラム

 ♪ もういくつ寝るとお正月~♪

内耳のはるか奥の方から聞こえてくる少年の声。
土そりを作ったり
ベーゴマを研いだり
台所からは芳ばしい匂いがしていて
新しい年を迎える喜びと希望が
少年の心を弾ませた。

  

          風

     回れ、回れ、風車
     上れ、上れ、紙風船
     いつからだろうか
     こどもたちが飛ばなくなったのは
     せわしいゲーム機を前にして
     ひたすら座ったままの

 ♪ もういくつ寝るとお正月~♪

ひさしぶりにサラ。ブライトマンを聴く。
この時季にぴったりの
清らかで透きとおった声。
じいじでさえもうるうるしてくる。

ゆうべの「トンイ」もよかった!
王様としてのあるべき姿、
どこぞの指導者にも見せてやりたい。


バンドネオン

2011-12-24 11:09:19 | 日記・エッセイ・コラム

年賀状を書き終えた。
250枚。
いっときは500枚ほどであったが
この10年の間に随分と減ってしまった。

ぽつんぽつん
パソコンの住所録から
親しい人の名が消去されるのは
自然の摂理とはいえ感慨無量だ。
特にぼくよりも若い人が逝ってしまうのは・・・・・・

バンドネオンの生演奏に感激したと友人からのメール。
シャンソンには欠かせない楽器で
あの哀調は心に深く沁み込んでたまらない。

むかしわが家に手風琴という楽器があった。
アコーデオンを小さくしたようなもので
道楽好きの祖父がデカンショ節など歌ったのだろうか。
オルガンに似た音がして
小学生の頃、いたずらしたが
ちゃんと学んでいたら
いまごろはCoba
さんとジョイント組んでいたかも。

メリークリスマス!と 挨拶を送ったところ
私はクリスチャンではないのでと
イエローカードを向けられた。
なんとまあ!
そういう人も居るもので世の中は益々面白い。

 イヴなれば雪降るもよし星もよし


仲良し

2011-12-21 23:11:34 | 日記・エッセイ・コラム

三日おきに魚屋からアラが届く。
猫たちに煮てやるのだが
ほとんどが刺身や切り身の売れ残りで
もったいない。

この頃は猫用と人間用に分けて届けてくれるので
猫用は薄味に
人間用は佃煮風に濃く煮る。
これがまあ、実に旨い!
たっぷりの日本酒と中華味噌を使うのがミソ。

上手にできたものはお隣さんへ分けてやる。
わが家は猫と人とが仲良く暮らしている。

デパートで買った九州展の日本茶が実に美味しいので
直接、鹿児島から取り寄せる。
100グラム入りを10本
ところが例によってあちこち配るので
たちまち無くなってしまった。
あらたに三種類の見本の茶が届いたので
飲み比べている。

これからは茶碗と急須と茶壷に少々
贅沢してみようか・・・・・

16日に起きたひき逃げの犯人が未だ判らない。
警察は絞り込んでいるようだが容疑者が行方不明。
悲観して最悪の事態にならねばいいが・・・
情状酌量ということもあるので
はやく自首してほしいと思う。
交通事故は加害者が被害者になってしまうことも
ある。

 オリオンへ祈りをこめて投函す