ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

牡蠣(カキ)食えば・・・・・

2014-01-28 13:05:45 | 日記・エッセイ・コラム

殻付きの活牡蠣を頂いたので
早速 焼牡蠣にしてたべる。
半分は明日フライにしよう。

最高級の牡蠣らしく
ぷっくら脹らんでいてクリーミー。
まさに海のミルクに相応しい。

トマトベースの自家製のドレッシングが
ぴったり合って
コキュールのような味わいである。

ずっとむかし、
オペラ座前の牡蠣専門店で食べたものより美味しい。
友人はナマが心配で
ターターステーキを注文したが。

牡蠣には亜鉛が多く含まれているので
食べるとすぐに元気が出る。
カフェで知り合ったパリジェンヌと
昼間からホテルにしけ込んだりして・・・・
ずいぶん無謀な時代もあった。

牡蠣を食べると
   遠い昔が駆け足で蘇えってくる。

  牡蠣すする太古の夢をなぞるやう


ズボンの話

2014-01-23 11:51:31 | 日記・エッセイ・コラム

とある家にズボンを置いてきてしまった。
次々と客があって
私は奥の間で息を殺し抜け出せないでいる。

やっとスキを見て
とうとうズボンをはかずに帰ってきた。

女主人はその他にも二着のズボンを
預かっていると言う。
なんともまあ、おかしな夢。

でも、フロイトやユングに診てもらったら
それなりの意味と原因があるだろう。
夢に現れるのは
願望もあるが過去の恐怖体験が多く
全く根拠のないデタラメを見ることは無い。

精神科医の手を借りずとも
自分なりに夢の中の「ズボン」について
いろいろ分析してみると
やはり理由はあった!
すっかり忘れていたが
公の場ではとても言えないほどの
危ういことが昔あって・・・・・
それが何かの拍子に夢の中に再現されたのだ。

 着膨れていよいよ俺も終わりかと


トンイの次は

2014-01-20 12:40:53 | 日記・エッセイ・コラム

毎週日曜日の夜は
楽しみにしている番組がある。

韓国歴史ドラマ『馬医』(BS放送)。
身分の低い馬の医者から
やがて王の主治医にまで上りつめた男の
波乱に満ちた生涯。

「トンイ」の監督でもあった韓国随一の
イ・ビョンフンの作品。
主役のチョ・スンウの人柄の良さに癒され
相手役のイ・ヨウオンの美しさに心ときめかされ。

昨日は
もうこの世には居ないと諦めていた幼馴染みと
再会する場面。

さまざまな陰謀や障碍に遭い 
蜜柑の皮を剥きながら
インスタントコーヒー啜りながら
ときには豆もちを齧りながら
毎週 はらはらどきどきして観ている。

それにしても
韓国の女優たちはどうしてこうも美しいのだろうか。


カニ、カニ、カニ

2014-01-18 15:55:54 | 日記・エッセイ・コラム

松葉ガニが送られてきたので早速、かにすき。
水菜・白菜・しめじ・豆腐・葱を添えて
〆はうどんとなる。

アレルギーはないのに
私はカニを食べるとぐったり疲れる。
だから嫌いではないが食べたいと思うことは無い。
何度かカニ食べに北海道に誘われても
全くその気にはならなかった。

壇ノ浦での平家の怨みがカニになったという
エピソードのせいではないだろうが
あのグロテスクな姿には近寄り難いし
べきべき脚をへし折る音にも気分が悪くなる。
その上、カニを食べている最中は会話がない。
懇親の機会も只 黙々とべきべきと。。。。

目の前の女性が原始人に見えるのはこのときである。


コッペパン

2014-01-15 13:24:19 | 日記・エッセイ・コラム

学校からの帰り道たべたコッペパンが
急に懐かしくなり
二つ先の町へ車をとばした。
 (今時コッペパンなど焼いている店は希少)

昼の弁当だけでは足りず
いつも腹を空かしていた時代。
焼きたての芳ばしい匂い。 
わらぼっちの日向の匂い。 
白雲がゆるやかにながれ 
口の周りの甘ーい苺ジャムを舌で舐めると
なんだか訳もなく人恋しさにときめいた。

少年からちょっぴり大人へ変わっていく頃の不安定さ。
苺ジャム10円。 
ピーナツバター12円だったように思う。

巷では
菅原都々子の「月がとっても青いから」がヒットし
遠藤周作の「白い人」。 
石原慎太郎の「太陽の季節」に芥川賞。
昭和30年代
いわゆるALWAYS三丁目の夕日の時代であった。

食べたくてわざわざ出かけたが
あのときのコッペパンの味にはほど遠い。