1973年に出版されたSF小説『日本沈没』(小松左京著)が
ベストセラーとして映画にもなった。
当時は比較的気象状態も穏やかで
現実にはあり得ない空想の話として面白く読まれた。
ところが阪神淡路大震災をきっかけに
東日本大震災及び大津波による未象有の災害が
加えてあちこちの火山噴火など
何やらフィクションであるはずの日本沈没が
俄かに現実味を帯びてきた。
広大な宇宙の中のちっぽけな星の一つ。
そこに浮かぶちっぽけな日本列島。
何が起きても不思議ではない不安定な存在。
♪ひょっこり ひょうたん島-----フレーズが口元からこぼれる。
庭のベンチで日向ぼこをしながら
ぼんやり詩集など読んでいると
足元から蟻が上ってくる。
見ると芝生の上を蟻の列が粛々と何処かへ向かっている。
それら統制のしっかりしていること。
感心しながら
我ら人間の次に世界を統治するのはこいつらに相違ないと思えてくる。
急に寒気を覚え作務衣の裾の蟻を思い切り払い落す。
蟻の列狭い日本どこへ行く
ベストセラーとして映画にもなった。
当時は比較的気象状態も穏やかで
現実にはあり得ない空想の話として面白く読まれた。
ところが阪神淡路大震災をきっかけに
東日本大震災及び大津波による未象有の災害が
加えてあちこちの火山噴火など
何やらフィクションであるはずの日本沈没が
俄かに現実味を帯びてきた。
広大な宇宙の中のちっぽけな星の一つ。
そこに浮かぶちっぽけな日本列島。
何が起きても不思議ではない不安定な存在。
♪ひょっこり ひょうたん島-----フレーズが口元からこぼれる。
庭のベンチで日向ぼこをしながら
ぼんやり詩集など読んでいると
足元から蟻が上ってくる。
見ると芝生の上を蟻の列が粛々と何処かへ向かっている。
それら統制のしっかりしていること。
感心しながら
我ら人間の次に世界を統治するのはこいつらに相違ないと思えてくる。
急に寒気を覚え作務衣の裾の蟻を思い切り払い落す。
蟻の列狭い日本どこへ行く