ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

さよなら2010年

2010-12-31 11:32:05 | 日記・エッセイ・コラム

口蹄疫、猛暑、鳩山さんの迷走、所在不明の超高齢者、
尖閣衝突、特捜検事の逮捕・・・・・etc
今年も騒がしい一年でした。

私としては津田ホールと鎌倉でのコンサートが
充実した体験であった。
来年もまた作品が認められて
どこかで演奏されたらいいなあ。

岡山県の方で一度も面識のない詩人が
自分のブログの中に私の詩を紹介してくれた。
同人誌の仲間から教えられて初めて知ったが
光栄に思うと同時に
一編の詩が活字となって独り歩きする怖さに
身が引き締まる。

きょうは大晦日。
予約しておいた御節を宇都宮の料理屋さんまで取りに行く。
ずっしり重たい重箱、
妹が帰省しない年は二人きりはで食べきれず
三が日同じ重箱を突いて過ごすことになる。

     雪の朝隣りは旅の支度せる


ありがとう!

2010-12-30 13:11:20 | 日記・エッセイ・コラム

  お伊勢さんの絵馬と茅の輪を戴く。
  友人とその娘さんが届けてくれた。
  早速、絵馬は神棚に茅の輪は玄関に飾る。
  すると雪が降りだしてきた。
  この冬はじめての雪で
  穏やかにふくよかに積もりそうな気配。

     拙いブログを一年間読んでいただき
     ありがとうございました。
     新しい年が皆様に幸運をもたらしてくれますように。
                          
 ベンベエ

        雪を払いて宅急便の箱開ける


二人のサンタ

2010-12-25 13:46:41 | 日記・エッセイ・コラム

最も静かなサンタと
最も騒々しいサンタが、わが家で鉢合わせした。
ふたりとも古くからの友人。
静かなサンタは創業600年の湯河原煎餅を
騒々しいサンタは飾り凧とデコレーションケーキを土産に。
二人のサンタ・・・・・
そのお土産が何やら象徴的で面白い。
静かなサンタは早々に退散したが
騒々しいサンタの毒気にあてられた妻はクタクタ。
サンタたちが帰ったあとしばらくは横になったままであった。

知人の勤務先で
クリスマスケーキの販売ノルマがあるというので
二個だけお付き合いした。
夕方届けられたので、早速二軒の子供たちにプレゼントする。
姉弟が玄関先で手を振って喜んでいる姿が
しばらく眼裏から離れない。

ステンドグラス製の壁飾りを戴いた。
妻の誕生日に合わせて作ってくれたらしい。
天使が降りてくる図柄で
そのひとの思いがほのぼのと伝わってくる。

スーパーで買った可愛いミニ水仙が
台所の棚で満開。
ハイポネクスを与えたら 伸びるわ伸びるわ!
もはやミニではなくなってしまった。


Merry Xmas

2010-12-21 20:35:15 | 日記・エッセイ・コラム

この時季になると
日本中に俄かクリスチャンが現われて
小さな愛のプレゼントをかかえ家路を急いでいる。

街は聖樹に彩られ
郊外の一軒家にもイルミネーションが光る。
宗徒でなくともなんとなく敬虔な気持ちにさせられ
殊に聖歌やクリスマスソングの
ゆったりとした旋律と美しい言葉の響きには心癒される。

ずっと昔、近所の子供たちが集まってのクリスマスパーティー。
ミカンと駄菓子の粗末なものであったが
カルタやしり取りなどわいわいはしゃいだ後、
そのまま遊び疲れて炬燵に雑魚寝。

夜中にふと目が覚めると
二つ年上のK子ちゃんがぼくの手をしっかり握っている。
ぼくも解かずそのままに。
次の朝K子ちゃんが眩しく見えて
自分が急に大人になったような 
なんともこそばゆく
・・・・・・12歳、イヴの夜のことであった。

     みほとけの鼻こちょこちょと煤払い


笑いについて

2010-12-19 13:46:24 | 日記・エッセイ・コラム

この頃益々、笑いが低下している。
連日テレビを騒がしている猥雑な笑い・・・・・
そこには知的なユーモアやジョークは微塵も感じられない。

衆愚の人気と高額な所得は
タレントやお笑い芸人を有頂天にさせ
ゲストである政治家や学者に向かって平然と暴言を吐く。
身の程をわきまえぬ彼らの言動に
マスコミも大衆も一斉に手を叩いて喜んでいる。

磨かれた言葉と話術、
品位に裏付けされた所作・動作が欲しいと思う。

企業のイメージダウンにならないよう
あるいは教育上ふさわしいものかどうか
番組のスポンサーは責任を自覚し
もっと厳しく内容をチェックすべきではないだろうか。

無責任で野放図な
面白ければなんでも構わないという風潮には
何処かで誰かが歯止めをしなければいけない。
表現の自由、放送の自由なんてとんでもないことだ。

もっとも、そのような低俗な番組に
のこのこ出演する人気取りの政治家もいるのだから
現実はなんとも嘆かわしい。

     ひとところ猫に切りぬき冬障子