ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

ラッコの心地

2012-06-30 16:12:50 | 日記・エッセイ・コラム

山陰から一年分のモズクが届けられる。

先日も大量のワカメが届けられたばかりで
外に備えてある業務用の大型冷凍庫の中は 
海藻とイカと猫たちのアラでぎゅうぎゅう。

そんなわけで二人きりの食卓だが
常に海藻のサラダや酢の物が並び 
ラッコやビーバーに親近感を覚える。

三陸の漁業が少しづつ復興してきたが 
いちど出回った風評被害を完全に払しょくするには 
まだまだ時間が掛かる。
内輪もめに明けくれて政府の対応も遅れている。
強いリーダーの出現が今こそ望まれる。

県詩人会の新しい事務局長さんが
年鑑(会員の作品集)を届けてくれた。
やはり最初にめくるのは自分の作品であり 
それから親しい順にと読み進めていく。
中には到底詩とは認めがたい作品もあって
もう少し心こめて真剣に詠んでは・・・と思う。 
締め切りには充分時間があるのだから。

        蔓薔薇の塀をなだれて往来に


理解できない

2012-06-28 12:52:24 | 日記・エッセイ・コラム

頭脳明晰な人たちであるはずなのに 
この茶番劇はいったいどうしたというのだ。

この国をどうしようとしているのか 
さっぱり理解できない。
こんなことでは念願の政権を
わずか三年余りで手放すことになるではないか・・・
民主党よ。
ほんとうは何をしたいのか 
心の中を教えてくれ。

政界のニュースにもほとほと飽きた。
天気がいいので
先日の美味しいトウモロコシを買いに出かける。
しかしここも残念、売り切れ。
評判がよくて店に並べると忽ち売り切れてしまうと言う。

代わりにキタアカリという銘柄のじゃが芋を買う。
これがまあ、美味い!
バターかイカの塩辛を乗せてたべるのだが
男爵ほどほろほろせず 
メークイーンほどねっとりせず 
その中間派。

梅雨の晴れ間
鼻梁に汗をかきながら
熱々のじゃが芋をほおばる・・・・
これぞ、ちいさな幸せ。


せめぎあう

2012-06-26 11:29:43 | 日記・エッセイ・コラム

         「せめぎあう」

     腹の奥で 四六時中
     せめぎあうものがある
     ぐつぐつ ぶつぶつ
     聴診器を当てなくとも判る

     西と東で 四六時中
     せめぎあうものがある
     アラーよ 神よ
     毎日二万の小さないのちが消える

     大地の底で 四六時中
     せめぎあうものがある
     核が割れて 海神を目覚めさせ
     千年の文明が一瞬に崩壊する

     音たてて 四六時中
     せめぎあうものがある


とうもろこし

2012-06-23 23:36:22 | 日記・エッセイ・コラム

猫の薬を貰いに出かけた帰り道 
農産物直売所に立ち寄る。

直売所には
いろいろな魅力があって素通りできない。
きょうは初もののトウモロコシを発見! 
西瓜と並んでこの季節の大好物。
3本450円。
さっそく茹でてたべる。
甘~い ハニーバンタム。

1本は姫たちへ(姫たちも又トウモロコシ大すき)
2本をいっきにたべる。

夕飯は直売所で一緒に買った手打ち蕎麦で軽く済ます。

  
*猫の薬:
     屋敷猫のミミが風邪をひいたらしく元気がない。
     放っておくと他の猫たちに感染する。

    
        

  揺籃のごとく緑陰にまどろめり


祈り

2012-06-22 23:32:56 | 日記・エッセイ・コラム

福島県在住の
詩人たちのアンソロジーが届けられる。
原発事故から
一年ほど過ぎたころに編集された作品の数々。

直接の被災者として
故郷を追われているにもかかわらず 
弾劾のような
烈しい口調の作品が少ないことには意外であった。

悲痛な叫びの中にも 
深い祈りにも似た作品が多く 
怒りを静かに抑えた表現に却って胸迫るものがある。

久しぶりに
青年会議所時代の先輩が訪ねてきた。

現在俳句に凝っているらしく 
しばらく俳句談義となる。
ちょうどカレーが仕上がったところなので
ご馳走する。

午後、里山の住人にもカレーを届ける。
梅雨晴れの緑が眩しく
薔薇の香りが沢山のミツバチを誘っていた。

 若き日の夢や遥かに雲の峰