十三夜 2019-09-16 14:32:43 | 日記・エッセイ・コラム 十三夜 尻尾の先に月を引っ掛けて 猫がやってくる 塀の上 わが家のではない 隣りは空き家 缶詰をあけてやると 臭いを嗅いだだけで通り過ぎる ぴんと張った黒い尻尾 家来のように月がくっついている ふと 潮騒を聴いたような