ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

連動

2016-04-18 14:57:14 | 日記・エッセイ・コラム
">天地人。

天の乱れ、地の乱れ、そして人心の荒廃・・・・・
これらは総て深いところで繋がっているような気がしてならない。

天地人それぞれが独自の動きをしているように見えるが
実は互いに影響しあいエネルギーを高めている。

昨今の状況は異常としか思えない。
50年前こんなにも凄い風が吹いただろうか?
町がこんな豪雨に見舞われただろうか?
こんな大地震、こんな大津波・・・・・
人間がこんなにもおぞましい事件を起こしただろうか?

騙し合い殺し合い・・・
この50年で何かが大きく変わった。

嫌がおうにもノストラダムス大予言やハルマゲドン、
更には終末思想が気になってくる。

     
     行く鳥へ最敬礼のしぐさなど

つれづれなるままに

2016-04-08 13:48:53 | 日記・エッセイ・コラム
「つれづれなるままに 日くらし硯にむかひて
 心にうつりゆくよしなし事を そこはかとなく書きつくれば 
 あやしうこそものぐるほしけれ」

このところ世間と離れて家に籠りきりにいるので、
畏れ多いことだが兼好法師の境地に近づきつつある。

不思議なもので
離れているとその世間のことがよく見えてくる。
ひとの心の内や社会の変化に敏感になる。
更には犬や猫や雀や草花など
懸命に生きている小さな命たちにも慈しみを覚える。
このような心境になれるのは
自分が順調に老いている証拠であり
幸せなことと感謝しなければ。

欲が無くなれば真実が見えてくるということだろうか。

但し一方では困ったことに詩や俳句が生まれない。
新しい光、新鮮な空気から遠ざかっているので
斬新な発想や発見がない。

やはり文学には感性を揺する刺激が必要である。

ご飯の残りをあてに朝夕、尾長がやってくる。
警戒心が少しづつ解けて、
その仕草が可愛い。
やがて肩にとまってくれないかしらと
女房は期待しているようだが果たして-------

   思惟遙か落花まみれのロダン像

アクアパッツア

2016-04-02 18:18:41 | 日記・エッセイ・コラム
そろそろ桜開花が耳に届くころ。

飛花落花に村中がかすんで見えるのもまじか。
「今宵会うひと皆うつくしき」と夜桜を詠んだ俳人がいたが 
その心境はよく理解できる。

日本海からカレーとハタハタが届いたのでアクアパッツアを作る。

イタリアの家庭料理。
ニンニク・オリーブ油・白ワインそれに水が基本の
いわばブイヤーベースのあっさり版。

ローズマリーと月桂樹の葉を香りづけに
アサリ・トマト・タマネギ・ピーマンを加えて煮るだけのこと。
塩コショウで味を調え
魚の身が崩れないよう中火で約20分。

鍋に残ったスープには
小さくちぎったフランスパンを浸して食べると無駄なく美味しい。

    
      エイプリルフール一つ告白しちゃおうか