ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

受取拒否

2012-04-28 17:09:39 | 日記・エッセイ・コラム

GWを迎え 
ようやく空は五月晴れの様相に。
庭のさくらはすっかり葉桜に。
前の往来をはしる車の量も増えて 
なにかしら浮き浮きした気分。

そこへ一通の無礼な手紙。
とある詩人からの投稿である。
締切日はとうに過ぎて 
しかも送り先は私のところではなく担当が別である。
原稿の期限切れ、出欠返信の無視は常習犯。
宛名には敬称なしで送りつけてくる。
それがなんと、
市の文芸祭の審査員だというからたまらない!

少しは身に沁みるように
手紙は「受取拒否」の赤字でポストに投げ込む。

親類の女将さんが脳梗塞で倒れたが
処置が速かったので
左にちょっと後遺症を残す程度に回復するそうだ。
癌を克服し 脳梗塞から生き延びて
彼女の生命力は凄い!
悩んだところはいちども見たことが無く
楽天家であることが死なずに済んでいるのかも。

 春雨の髪拭く指のかなしけれ


そっちのけ

2012-04-27 13:47:04 | 日記・エッセイ・コラム

いつものウグイスからすっかり音沙汰がなくなった。
ぼくの鳴き真似にとうとう頭にきてしまったか。
昨日も今日もいくら誘いかけても
うんともすんともない。
彼らにだってちゃんと誇りはある。

大物政治家が無罪となった。
法的にはそうなのだろうが
これほど国民から疑惑を持たれ
政治への不信感を増大させておいて
はたして政治家として無罪潔白と言え切れるだろうか。

またまた政界に混乱を巻き起こすことになるだろう。
国民はいつもそっちのけなのか。

庭のツツジが咲きだした!
車で出かけるときはじめて気がついた。
うれしい二年目の花。

  葉ざくらや何もなさずに日暮るる


ねむの会

2012-04-25 23:17:55 | 日記・エッセイ・コラム

午後5時より裏庭でバーベキュー会。
昨年は震災のため中止したが、
いつまでも自粛したままでは委縮してしまうので。

 天気予報をしっかり参考にして
この日に決めたつもりが
なにやら雨模様の寒い日となってしまった。

 桜は数日前に散ってしまったが、
ライトアップに濡れて
芽生えたばかりの若葉があでやか。

 カルビー肉3キロ、イカ10ぱい、激辛ウインナ20本、
焼きそば10人前、缶ビール、ウーロン茶
胡瓜の浅漬け、野菜いろいろ・・・

 焼き肉の匂いと笑い声につられて
屋敷猫たちが遠巻きに見守っている。

 約2時間半、出席者8名できれいに平らげた。
来年は趣向を変えてモツ煮パーティーにしようかと
考えている。


中途半端

2012-04-23 22:50:08 | 日記・エッセイ・コラム

古い蔵を整理していたら、
青春時代に読んだ本がたくさん出てきた。

読まずに積んどいたものもあるが、
文学に関するものが主流となっている。
それでも未だ詩や俳句には目覚めていない頃。

中にはとても懐かしい本もあって、
当時のガールフレンドの顔がおぼろに想いだされる。
あれは原宿だったろうか・・・・
しかし、読書のように 
どれも中途半端な恋の片道切符であった。

命懸け・・・・・いちどでも経験してみたかった。
恋も仕事も勉強も、
ふり返ればみんな中途半端。
本気でやれない。
怠惰はぼくの性分で生涯つづく。

   勲章は肩の花びら園児かな

県詩人会事務局の任務からやっと解放された。
会員の高齢化もあり、
煩わしいことが多くなってきたところなので
すっかり肩の荷が下りた。
体調の崩れと重なり
5年の任期は結構長かったなぁ。


床が抜けおちる

2012-04-20 14:53:42 | 日記・エッセイ・コラム

いざ、大工さんに入ってもらうと 
あっちもこっちもボロボロ、きりがない。
100年以上も経つので仕方ないが
水とシロアリにやられたのが大きい。

開かずの古い金庫の前の床がいまにも抜け落ちる寸前。
うっかり踏み出すと怪我するところだった。

建て替えるには大掛かり。
少しづつ手を加えながら上手に住んでいくほかない。

来館者の中には
〈 いい雰囲気ですねえ 〉と感心してくれる人もいるが
それはほんの外見だけ。
床下にはシロアリもまだ残っているだろうし
今年はカメムシの大発生
雨がちょっとでも強く降ると土のうの心配・・・・
試しにその人に住まわせたら
一年ももたずに逃げ出すにちがいない。

震度7強の地震がきたら
東京の木造建築は92%倒壊すると発表されたが
わが家も他人事とは思えない。
雨や地震をこれほど心配することになろうとは・・・・・。

  考える人となりゐる花ぐもり