現在、屋敷内に棲む猫は4匹になってしまった。
ポールとナツメ、ナツメの子のクロとミルク。
向かいの道路で車にひかれたり
いつの間にかいなくなったり
離合集散は猫の社会にも・・・・・
でも4匹とはちょっぴりさみしい。
このところの朝夕の冷え込みがきつく
ヒーターから離れがたく
姫たちと席の取り合いに油断できない。
ちょっとトイレに立ったりすると
忽ちスペシャルシートを乗っ取られてしまう。
ぼくをご主人様とは思っていないようで
ヒーターを独占してはタヌキ寝入りを決め込んでいる。
寝室では蒲団の上を占領し
その重圧で寝返りうてず ぼくはいつだって睡眠不足。
たまには熟睡しなければと、
睡眠剤を飲むのも姫たちの所為で
身体によくないことをさせられているのです。
朝、目覚めれば猫たちの話題で一日が始まり
夜は猫たちの様子で一日が終わる。
ロクサーヌが元気ないとか
午後はシロの好物のナマリ節を買いに行こうとか
夫婦ふたりの暮らしの中で優先事項は常に姫たちのこと
姫たちがいなくなったら夫婦の会話は途絶えてしまう。
だからヒーターを乗っ取られても
一晩中寝返りうてなくても、じっと辛抱です。
以前 一度だけ叱ったことがあったが
その仕返しとして大切にしている『歳時記』に
おしっこをかけられた。
上等の布表紙へたっぷりと。
猫のおしっこの臭いこと、臭いこと!
いくら拭いても乾してもとれない。
歳時記に鼻をゴシゴシ擦りつけて叱ると
よほど悔しかったとみえて
今度はぼくが寝ている間にジーンズの裾へたっぷり・・・・
参った 参った!
それ以来、決して叱らないようにしている。
結局はこちらが大変な目に遭うだけだから。
ぼくが大事にしているものをちゃんと知っていてそれを狙ってくる。
ことにシロは知能指数が高いので、ホント始末悪い。
蔦紅葉古来をとこは化粧ふもの