ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

焼き栗の味

2012-07-25 22:53:28 | 日記・エッセイ・コラム

いよいよロンドンオリンピックの開幕である。

世界のアスリートたちは
この日に合わせて4年間頑張ってきた。
日本の選手たちも
素晴らしいパフォーマンスを見せてほしい。

ところで昔話になるが 
ロンドンの街なかで売っていた焼き栗を想いだす。
オーバーコートのポケットから
一個づつ摘まんでほお張ると 
初冬の寒さもぽかぽかしてきた。

夜になるとテムズ河に霧が降りてきて 
まさしく霧のロンドンであった。

その紳士淑女の国の空港が
別名ドロボー空港とは驚きである。
手荷物は決して離さないようにと 
添乗員がうるさく忠告するほど 
油断ならないのである。

現在もロンドンはテロに狙われやすい街。
オリンピック期間中
悪いことが起きないように祈るばかりである。

 ひと抱えほどの想いをカサブランカ


片想いPart2

2012-07-21 16:33:48 | 日記・エッセイ・コラム

ボス猫ピイの姿が
しばらく見えないと思っていたら、
なんと、別のお嬢さんにちょっかいを出していた。

わが家から100mほど離れたところの家猫で、
女主人が困惑しながら、
ここ数日、外に出したとたん、
妙なたて髪の猫に追いかけられていると言う。

ミルクにふられても、さすがはボス!
ちゃんと別口を見つけていた。

     恋猫の一期一会を奔りけり


片想い

2012-07-18 20:57:01 | 日記・エッセイ・コラム

屋敷内に新しいボスが現われた。
ペルシャの血を引くのだろうか、
顔の周りにだけ長い毛をふさふささせて、
まるでライオンのたて髪のよう。

ところが 逞しいその姿に似合わず
鳴き声が小鳥のようにかわいいので
「ピイ」と命名。
いつも塀の上で屋敷全体を睥睨している。

ミルクと呼んでる白黒のグラマラスな美猫がいる。
ボス猫ピイはこのミルクにぞっこんである。
餌をたべにミルクが姿をみせると 
がむしゃらに接近する。
一方、ミルクは既に避妊手術を受けており 
異性にはとんと興味がなく
猛烈なアタックに悲鳴をあげながら逃げ回る。

ピイにとってはそのような事情は知る由もない。
おお、愛しのミルク、
I love you!  I want you!  追いかける。

39度の猛暑の中、
今もなおピイは塀の上でミルクを待っている。

この一途な想い
つい応援したくなる。

  たましひも言葉も気化し炎天下


昨日の敵は今日も敵

2012-07-16 16:03:11 | 日記・エッセイ・コラム

三日間の天王祭が終わり
静けさの戻った町に、
つぎは町長選挙。
おらが町は 
これからが夏本番!

町を二分しての戦いも
取り巻きたちにはお祭り気分。
とりたてて賑わうこともない町なので、
四年に一度の選挙は
結構な刺激ともなって宜しいかも。

但し 
互いに中傷誹謗が飛び交うのは困ったものだ。
どちらも同じように目新しい政策はないので 
そうした中傷合戦になってしまうのだが、
後々まで「しこり」として残ってしまうのが厄介。

フェアプレーなどという
非現実的なことは今更望まないが・・・・・。

鍼灸師に腹部の肥満を注意された。
このところ油断していろいろ食べ込んだため。
一年前に戻して
再び白米食から雑穀食に換える。
肉食も意識して控えるようにする。
姫ロクサーヌも私に似て食いしん坊。
胴回りは たぽたぽメタボである。

午後2時 室温32度。
頭がもやもやしてくる。
姫たちのためにもエアコンをかける。

 茶の間からがんばれ把瑠都うちわ風


おお!

2012-07-14 14:57:41 | 日記・エッセイ・コラム

ウンチがしたくてトイレを探す。
さがしてもさがしても
適当な場所がない。
おろおろしているうちに
見知らぬ家の庭。
矮鶏が三羽戯れている。

柿の木の根元

ふと眼にとまる大きなバケツ。
しめた!
神様のおぼし召し。
跨ぐやいなや大噴火。
おお、おお、助かった!
天を仰ぎ深呼吸。

ところがである。
大噴火がとまらない。
あれよあれよ 
満杯でこぼれそう。

その時
意識のはるか隅っこで
午前6時の役場のチャイム。
おそるおそる
お尻に手を伸ばしてみる。
・・・・・・・夜尿症の昔とそっくり。

 合歓咲くや振りかえる子の目に涙