ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

ごちそうさま

2014-04-24 11:35:30 | 日記・エッセイ・コラム

筍をいただいた。
地上に出る直前に掘ったもので
柔らかく甘い。
イノシシの好物にされてしまうのも理解できる。

旬の香りを愉しむために 
ぎりぎりの薄味に仕上げる。

食べながら思う。
わざわざ京都に出かけることもないなあ。と。

筍は太陽に当たると極端に不味くなる。
名人は地上に出ないのを足の裏で探し当てるそうだ。

半分を冷凍保存し後で
てんぷらにしよう。

オバマ大統領が来日した。
銀座の鮨を大層喜ばれたそうでなによりのこと。
迎賓館でのフランス料理も結構だが
 郷に入れば郷に従う 
お国柄でのおもてなしがいちばん良い。

安倍さんに自信がついて傲慢にならなければいいが・・・。


惜別

2014-04-21 12:48:21 | 日記・エッセイ・コラム

     惜別

6日間
わたしを悩ませつづけ
7日目の朝
ようやくそいつは出て行った。

その終わり方の潔さに
わたしはお尻をむいたまま
只、呆然。

美しい陶器に盛られた堂々の存在感。
そっくり闇に葬ってしまうには
いささか惜しい!

もうしばらくは確かめていよう 
いとしきものよ。


魔性の美しさ

2014-04-12 23:41:52 | 日記・エッセイ・コラム

庭のさくらが今年は格別見事に咲いた!

昨年の秋に
枝を伐らせなかったことが良かったのだろう。
女房も植木屋も伐りたがったが。

やたら伐られたら
樹木だってへそを曲げることもある。

寝る前に廊下から観るさくらは
かつて奈良ホテルで観た夜桜にも勝るほど
魅惑的である。

但し ちょっと気懸りなことに
さくらの花にこれほど心を捉われるなんて
どうしたことだろうか・・・・
まるで見おさめでもあるかのように愛おしく・・・・

ふと、
こんなことを考えさせられるほど
さくらの花は魔性の美しさを秘めている。

 待つことも今宵はうれし花明り


裏か表か

2014-04-06 17:41:11 | 日記・エッセイ・コラム

日本海から
始末に負えないほど沢山の魚が送られてきた。

ガレージに備えてある大型の冷凍庫にも
入りきれない。
お隣に少し手伝って貰おうとしたが留守。
折りしも
女房の友人が訪ねてきたのでそちらにも分けてやる。

放射線などいろいろ心配して送ってくれるのだが
何しろその量が半端でない。
ちょっとした魚屋が開けるほどだ。

一夜干しのスルメが旨そうなので
さっそく炙って戴く。

山陰地方を裏日本と呼んでいたが
昔はそちらが表日本で
太平洋沿岸こそ裏日本であった
と 何かで読んだ記憶がある。
確かにそうだろうと思う。
北前船が盛んに往来しているころ太平洋側は
未開の田舎であった。

昨日5日は
日本歌曲振興会湘南グループのコンサートが
鎌倉で開催され
私の作品「雲」が演奏された。
ありがたいことです。

 さくら咲いた何処かへ出かけやうか


厄介なこのごろ

2014-04-04 23:06:31 | 日記・エッセイ・コラム

とつぜん
周りの景色がぼやけて見え難くなった。

一瞬ぞっとしたが
顔を洗った時に眼鏡を外したままであった。

そんなバカな!と
お思いでしょうが近頃そんなバカなことが
ときどき起きるのです。
一昨日などは
ズボンをはかずに会議の場所へ急いだ。

これは夢だったので救われたが
日常の暮らしの中で
現実にこんなことになったら厄介です。
本人が気付かないのだから
どうにもなりません。

脳を活性化させるための
いろんなゲームがあるようだが
私の場合は幸いにも俳句があるので
脳の運動にはなっていると思う。

十七文字を
ときにはパズルのように
入れ替え・組み換えすることもあるので
脳の退化を遅らせていると思う。

とはいえ 又も 人の名前が出てこない。