筍をいただいた。
地上に出る直前に掘ったもので
柔らかく甘い。
イノシシの好物にされてしまうのも理解できる。
旬の香りを愉しむために
ぎりぎりの薄味に仕上げる。
食べながら思う。
わざわざ京都に出かけることもないなあ。と。
筍は太陽に当たると極端に不味くなる。
名人は地上に出ないのを足の裏で探し当てるそうだ。
半分を冷凍保存し後で
てんぷらにしよう。
オバマ大統領が来日した。
銀座の鮨を大層喜ばれたそうでなによりのこと。
迎賓館でのフランス料理も結構だが
郷に入れば郷に従う
お国柄でのおもてなしがいちばん良い。
安倍さんに自信がついて傲慢にならなければいいが・・・。
惜別
6日間
わたしを悩ませつづけ
7日目の朝
ようやくそいつは出て行った。
その終わり方の潔さに
わたしはお尻をむいたまま
只、呆然。
美しい陶器に盛られた堂々の存在感。
そっくり闇に葬ってしまうには
いささか惜しい!
もうしばらくは確かめていよう
いとしきものよ。
庭のさくらが今年は格別見事に咲いた!
昨年の秋に
枝を伐らせなかったことが良かったのだろう。
女房も植木屋も伐りたがったが。
やたら伐られたら
樹木だってへそを曲げることもある。
寝る前に廊下から観るさくらは
かつて奈良ホテルで観た夜桜にも勝るほど
魅惑的である。
但し ちょっと気懸りなことに
さくらの花にこれほど心を捉われるなんて
どうしたことだろうか・・・・
まるで見おさめでもあるかのように愛おしく・・・・
ふと、
こんなことを考えさせられるほど
さくらの花は魔性の美しさを秘めている。
待つことも今宵はうれし花明り
日本海から
始末に負えないほど沢山の魚が送られてきた。
ガレージに備えてある大型の冷凍庫にも
入りきれない。
お隣に少し手伝って貰おうとしたが留守。
折りしも
女房の友人が訪ねてきたのでそちらにも分けてやる。
放射線などいろいろ心配して送ってくれるのだが
何しろその量が半端でない。
ちょっとした魚屋が開けるほどだ。
一夜干しのスルメが旨そうなので
さっそく炙って戴く。
山陰地方を裏日本と呼んでいたが
昔はそちらが表日本で
太平洋沿岸こそ裏日本であった
と 何かで読んだ記憶がある。
確かにそうだろうと思う。
北前船が盛んに往来しているころ太平洋側は
未開の田舎であった。
昨日5日は
日本歌曲振興会湘南グループのコンサートが
鎌倉で開催され
私の作品「雲」が演奏された。
ありがたいことです。
さくら咲いた何処かへ出かけやうか
とつぜん
周りの景色がぼやけて見え難くなった。
一瞬ぞっとしたが
顔を洗った時に眼鏡を外したままであった。
そんなバカな!と
お思いでしょうが近頃そんなバカなことが
ときどき起きるのです。
一昨日などは
ズボンをはかずに会議の場所へ急いだ。
これは夢だったので救われたが
日常の暮らしの中で
現実にこんなことになったら厄介です。
本人が気付かないのだから
どうにもなりません。
脳を活性化させるための
いろんなゲームがあるようだが
私の場合は幸いにも俳句があるので
脳の運動にはなっていると思う。
十七文字を
ときにはパズルのように
入れ替え・組み換えすることもあるので
脳の退化を遅らせていると思う。
とはいえ 又も 人の名前が出てこない。