正しいのは・・・・

「お金払えばいいんでしょ！」

こどもの万引きに呼ばれた母親の凄まじい剣幕。
店長も警察官も手に負えない。

モンスター何んとかという
この頃よく見かける光景である。

でもよくよく考えて見たら
お母さんたち間違ってはいないかも。

政務調査費を騙し取っている国会議員や県会議員の多い事。
人の模範となるべき立場の人たちが
バレたら騙した分をそっくり返して
それで一件落着。日常茶飯事。

（そもそも政務調査費など何故支給する必要があるのか）

こどもも母親もテレビを観て良く知っている。

あの号泣議員の姿は記憶にあたらしい。
と言うよりも
おぞましいテロリストの暴挙と一緒に
脳内にインプットされて消し去れない。

「お金返せばいいんでしょ！」

---世間のこどもや母親たちはすっかり洗脳されてしまっている。


　　　　悲しみのごとく雪降る湖の上

いろどり

下北沢ふらんす亭のカレ－を取り寄せる。

「ああ、あのカレ－がまた食べたい---」
と伝説になっているそうな。

今回取り寄せたのはチキン・ビ－フ・ポーク・ハヤシの４種類。
食べ比べるのが楽しみ。

先ごろは新宿中村屋のインドカレーを取り寄せた。
これがまあ、驚くほど美味しい！
こんなに安くてうまいカレーが食べられるなら
苦労して作ることもないような気がして。

殊にリタイア組には
インターネットのお陰で素晴らしいものとの出会いがあり
日々の暮らしに新鮮な驚きを味わっている。

些細なことであっても
発見の喜びと感動は人生に彩りを与えてくれる。

この彩りこそ年寄りには必要なもの。

今日はワインレッドのネックウオーマーを注文した。
届くまでが楽しみ。

悪い事ばかりではない

「テレビ見た？　大変なことが起きてる」
２０年前の昨日　朝９時
血相変えて友人が飛び込んできた。

急ぎテレビをつけると信じられないすさまじい光景。
まるで戦争映画のようだ。

「４００人ぐらいの死者がでたようだ」
－－－－いや、その１０倍になるだろう　と
友人の言葉を遮った。

それから何年かして友人は行方不明。
風の便りでは東京でホームレスになっているとか。

そして３年前の東日本大震災と大津波。
阪神淡路を凌ぐほどの大災害。

今もあちこちでＭ３～４クラスの地震が頻発し
活火山の活動も盛んになっている。
記録的な豪雨と強風。日本列島が危ない。

それでもなお災害は悪い事ばかりではなく
よいことも残している。
「隣りはなにをする人ぞ」
お互いにエゴを貫き
地域のことや隣人に無関心であったが
災害を体験するほどに
「向う三軒両隣り」の助け合いの絆が強く芽生えてきた。
人間の善意が大きく広がっている。

サムゲタン・しもつかれ・鮎の甘露煮・沢庵が
それぞれ向う三軒から届けられる。

　　　　　雪化粧してむつみゐる道祖神

目には目を

キャットフ－ドを目当てに
10羽ほどの尾長の群れが庭にやってくる。

すがたはとても美しいが鳴き声はよくない。

いつだったかその中の一羽が庭に死んでいた。
外傷はなくきれいなままで。

エルがやったのだろう。
いたずら盛りの仔猫で木の上でじっと狙っているのを観たことが有る。
とらえて遊びに飽きるとそのままほっぽり投げてしまう。
このごろの猫は生肉を食べたりはしない。

先日は三日ほど続けて大きな金魚が死んでいた。
近くに池はないし、飼っているいる家もない。

少し遠征して捕えてくるのだろうか。

そのエルが昨年の暮れから姿を見せない。
ゴンベエたち数匹の猫たちも居なくなった。

おそらく金魚の飼主に罠を仕掛けられたのではないだろうか。

人間の手に捕まるようなグズな猫たちではないので、
きっと巧妙な罠に掛かってしまったに違いない。


　　　　　七草や七つに足りぬ粥なれど

謹賀新年

おだやかに三が日が過ぎている。
ありがたいことです。

このまま一年がつづいてくれると結構なのだが・・・

深夜のラジオで鎌倉の高僧の説話を聞いた。
　「煩悩を消すことはできない。煩悩は生きる力の源。
　　煩悩を整えることが大切。」-----

目からウロコ。又一つ心が楽になった。

　こだわらない心、とらわれない心、かたよらない心、
　広く広くもっと広く　
　これが般若心経の空の心なり。

青春時代の耳に記憶された教えで　
ずっとその教えに　とらわれていた。
----なんとも皮肉なことではありますが。

すべからく自然体がいい。
心はニュ－トラルの状態がいい。

わたしの大切な皆さまにとって
素晴らしい年でありますようにお祈りいたします。


　　　　　くちづけの手前初夢覚めにけり