ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

げんを担ぐ

2013-01-29 14:36:49 | 日記・エッセイ・コラム

昨年10月のコンサートの際に頂いた
シクラメンが今も元気に咲いている。
つぎからつぎへと
深紅の花を咲かせる姿に
愛おしささえ覚える。

やっと車が届いた。
前のオーナーが女性であったこともあって
内外ともに綺麗な状態。
とても中古とは思えない。
さすがデザイン王国スウエーデンらしく
シンプルで見事なスタイル。
特に後ろ姿がいい。
ぼくは車でも女性でもフロントマスクよりも
バックシャンに魅かれる。

安全祈願として一応
乗り出す前に酒でタイヤを清める。
タクシー会社をやっていたころからの習慣で
納車の際は必ず行う儀式。

次にやることは女性を乗せて走ること。
最初に女性を乗せると縁起が良いといわれている。
若い女性なら尚更良いのだろうが 
そういう人はもう周りに居なくなってしまったので 
おばあちゃん女房に乗ってもらう。
 (車が中古だからそれもいいか) 
はてさて、これでげんが担げるやら・・・・・。

      雪の上重力踏みつ踏みしめつ


和して同ぜず

2013-01-25 11:28:17 | 日記・エッセイ・コラム

自分自身がよって立つところの
ポリシーのようなものが
最近ようやく明確になった。

これまでにも
幾つかの座右の銘を持ってはいたが
どれも何かしら人真似のような
あるいは借り物のようでしっくりしなかった。

ところがこのたび
ある同人誌の扉絵を担当することになり
いろいろ思い悩んでいるうち 
ふと、脳裏をよぎる言葉があった。
「和して同ぜず」 
論語の中の一文が 
瓢箪から駒のようにぽろっとこぼれた。
これだ!
これこそが永い間私が探していた私のポリシー。

人間関係を大切にし
人と協調はするが
道理や信念を失くしてまで
人に合せるようなことはしない。
私は私。
わたしの主体性を尊重する。

「和して同ぜず」・・・・・
これでやっと私の生き方を
ひと言で表現することができる。

孔子の教えのこの一文を発見したことは
わたしの手柄であり
目からウロコが落ちたような気分である。


中庸がいい

2013-01-21 13:18:14 | 日記・エッセイ・コラム

右に傾けば左へ 
左に傾けば右へ-------
どちらかに傾き過ぎるとバランスをとろうとする。
そのとき大きなエネルギーが生じて
周囲に混乱をまねく。

「アラブの春」によって
強権政治がつぎつぎ崩壊し民主化に向いた。
そのこと自体は歓迎されることだが 
その為にアルカイダのような
イスラム武装集団が復活し
この度のアルジェリア人質テロ事件が生じたとも言える。

極端であることはいろいろな軋轢を生み
常に不安定な状態がつづく。

天地万物は調和(バランス)を望んでおり
人の精神性も中庸(ニュートラル)が良い。

自民党から民主党へ
民主党からまた自民党へ------
国家も国民も安定(中庸)を求めてさまよう。

昭和の大横綱大鵬さんが亡くなった。
ご冥福を。
後を継ぐのは横綱白鵬になるだろう。

 初場所を観てきたと言ふ草団子


ならぬことはならぬものです

2013-01-19 17:50:13 | 日記・エッセイ・コラム

一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいじめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです

NHK大河ドラマ『八重の桜』の場面。
六歳から十歳までの藩士の子弟たちが
時折唱和している「会津藩什の掟」である。

一つを除き
あとの掟は現代にも通用するもの。
いや、今こそ必要な教訓
是非こどもたちに伝えたい。

増加するいじめや非行。
その防止対策として
朝、授業を始める前に必ず唱和させる。
くり返しくり返し唱和することで
やがて自己暗示の効果があらわれ
こどもたちに礼節の精神が育つ。

温故知新・・・・よいことはよいものなのです。
会津藩の学問所
日新館の優れたところを見直し
将来の日本の為
今こそ大人たちの本気の教育指導を望みたい。


とろろ飯

2013-01-12 12:51:37 | 日記・エッセイ・コラム

寒さがいよいよ本格的。

常に露出している鼻の頭と
手の甲が最も冷たい!
霜焼けに悩んだ昔のように寒い!

蒸発した友人が
上野界隈でホームレスをしているという風の便り。
この冬をどう過ごしているだろうか。

昼はとろろ飯にする。
戴いたフグの一夜干しがあるので
それを炙ってとろろにほぐし入れる。
これがまあ!見事に美味しい。
ところがである、
先日タラの干物を加えてたべたが
そのほうがフグよりも更に
芳ばしい匂いがして旨かった。

とろろに混ぜてしまうにはフグは
上等すぎるのかも。

おかわりしたいところだが 
あとで苦しい思いをするので
一膳でがまんする。

         
憂きことも腹に収めしとろろ飯