ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

うるさいテレビ

2018-01-18 12:57:43 | 日記・エッセイ・コラム
テレビが面白かったのは
プロレス力道山の時代。
戦争でこてんぱに負かされた日本がアメリカの大男を
空手チョップでばたばたやっつけてくれる。
映りの悪い白黒テレビの前で毎晩少年は興奮した。

あれから半世紀。
液晶・4kと技術革新が進み
画面も音響も格段に鮮明になった。
しかしながらどの番組も内容は似たりよったり。
タレントを集めてクイズやグルメやお笑いの大騒ぎ。
いい大人たちが手を叩いて喜んでいるがちっとも面白くない。
更には女装流行り。バケモノのような姿が茶の間に現れる。
不快極まりない。

スキャンダルまみれのニュースにも辟易。
なんどもなんどもくだらない事を手柄のように伝えるニュースキャスター。
番組のスポンサー企業の無責任さと無関心さにあきれる。

大寒やうらとおもての日本国


時の流れに身を任せ

2018-01-08 16:24:15 | 日記・エッセイ・コラム
新年を迎えて早やも8日。
今日は成人の日。時は流れ星のように飛び去ってゆく。
永遠という一瞬、一瞬という永遠。
青年のころ僕は時間について少しでも考えたことがあっただろうか。
時間がこれほど儚く消えてしまうとは考えも及ばなかった。
今になってようやくその実感を理解している。

僕は人生に何を残しただろうか。
人に誇れるものは何があるだろうか。
55年前の成人の日を振り返りながら先達の含蓄ある言葉を思い浮かべる。

30年も会っていない友人から年賀状が届いた。
独居生活者となって悠々自適、兼好法師の心境にあるようだ。

一週間ごとにヘルパーがやってきて
身体を洗ってくれながら 
このごろ髪の毛が増えてきたという。
そんなバカなことが----
と、笑いながらちょっとばかり嬉しさもあるのは
相応の歳の所為だろうか。

鳥影か小枝の影か寿げる