ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

それなりに

2011-06-29 18:44:16 | 日記・エッセイ・コラム

大学時代の友人から蒲鉾が送られてきた。
彼は故郷山口県で女子高の教師をしていたが
今は退職しのんびりやっているようだ。

7月に東京で同窓会があり
ぼくの欠席を聞いて心配の電話をくれたが
結局は彼も欠席することになったらしい。
学生時代、それほど深く関わった訳ではないが
なんとなく懐かしい人物のひとりである。

暑くて食欲のないときはカレーにかぎる。
牛すね肉と牛すじを使いビーフカレーをつくる。
スープは和風だしとチキンコンソメの混合。
ラードを切らしたので少々淡白な味に仕上がった。

カレーというのはふしぎな食べもので
どこで食べてもそれなりに食べられちゃう。
これは不味い! というものがない。

知らない町で食堂に入ったら
カレーを注文するのがいちばん失敗がない。

     老鶯のむかしも今もほ~ほけきょ


新作のゆくえ

2011-06-28 23:14:13 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨晴れ間の猛暑。
6月だというのにすでに盛夏なみ。
昼食は冷やしパスタを戴く。
味はともかく会話を楽しみながら・・・・。

7月22日には東京文化会館で又、「雲」が演奏される。
今回は欠席するが
11月の秋のコンサートに新作を出したので
それが演奏されるかどうかが楽しみ!

夜はロータリークラブの懇親会。
6月が年度替りになるので本年最後の例会となる。

カラオケで誰かの唸り節を聞かされるのかと思うと
気が重い。
であるから、この会ではぼくは、せっせと食べて
早々に退散することにしている。
「ああ、満腹になって帰ったな」
仲間たちも今はわかってくれている。

辛抱しながら付き合うこともないのだ。
自分の心の赴くままに・・・・・・
そういうことももう許される年ごろ。


距離

2011-06-28 00:57:54 | 日記・エッセイ・コラム

以前、トラバサミを引きずり
逃げ込んできたノラ猫が
今はすっかり元気になって他の猫たちと駆け回っている。
名前もゴンベサン。
但し、右手首から先はちぎれてしまったので
いつもいちばん後ろを走っている。

はじめは近づくと威嚇してきたが
今はおだやかな表情でエサを待っている。
だが、体には絶対触れさせない。
背中を撫でようとすると
ぱっと飛び跳ねて逃げる。
遠くへは逃げない。
手の届かない距離をちゃんと見計らっているのだ。
だからこちらもそれ以上は手出ししない。

人と人の関係にも守るべき距離があって
うっかり、その範疇を越えたりすると
いろいろなトラブルにみまわれる。

ぼくにはちょっと偏屈なところがあり
せっかくの懇親会に出席していながら
周囲との距離を縮めることができず
ひとり悶々としている。
近づきすぎてもだめ、離れすぎてもだめ
やじろべえのようなバランスが肝心なのだろうが。

酒の席がとても苦手、早く帰りた~い。

     宴に居て宴はるかなり梅雨の冷え


いつでも厄介

2011-06-25 10:36:30 | 日記・エッセイ・コラム

きのうは38度のかんかん照り、
きょうは一変して豪雨、
一歩も外に出られない。
草木ばかりがよろこんで
辛夷の木はさらに繁茂して空を覆い隠す。

ラジオからながれてくるモダンジャズ。
新宿「ジャズ・ヴィレッジ」が想いだされる。
青春・・・・・
  かっこつけて いらいらして さびしくて たそがれて
なんとも厄介な時代であった。

その厄介な青春を懐かしむ老齢も亦、厄介。
・・・・・ぼくの人生、いつでも厄介。

もういちど20歳に戻れたら ぼくは何をするだろうか。
考えるだけで ぞくぞくわくわく。

     打たれつよきは前線の立葵

     


マンボウ

2011-06-24 23:19:48 | 日記・エッセイ・コラム

水族館のマンボウを見ていて
ふと みじかい詩が頭に浮かんだ。

          未完

     製作のとちゅう
     急にほかの用件を思いだして
     へやを出ていった 神

     下半身のないまま
     
すっかり待ちくたびれて
     マンボウ は
     おそるおそる泳ぎだした