山陰より殻付きの生牡蠣が届く。
この時季になると毎年送られてくる。
太平洋沿岸の濃密な味と違って
日本海の牡蠣は淡白で爽やかな食感。
何個でもスルスルたべられる。
はじめに
さっそくワイン蒸しか又は焼いてたべる。
あとは殻から剥いて冷凍保存する。
カキ飯やカキグラタンに。
かつてオペラ座前の
有名レストランで生牡蠣をたべたが
稚牡蠣を
日本から輸入して育てたものだと聞かされ
旅グルメの興味をそがれたような思いがした。
中学生の時
家でカキフライをたべていると
コツンと歯に当たるものがあり
ちゃぶ台の上に吐きだしてみると
なんと!真珠であった。
ごく稀に
アコヤガイと勘違いして
牡蠣貝の中で真珠が育つこともあるらしく
正真正銘、天然の真珠であった。
春一番障子に影絵あらあらし
それから「牡蠣に育った天然の真珠」も驚きです! わたし、いっそう牡蠣が好きになりそうです。これからは天然の真珠の夢を見るために。
はい、自然界にはそういう勘違いもあるのですね。
牡蠣啜る太古の夢をなぞるやう