ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

新聞

2006-08-25 11:34:36 | 日記・エッセイ・コラム

N賞作家のエッセイを載せた某新聞社に、抗議のメールが殺到しているという。エッセイの内容は「人は他の生き物に対して、避妊手術など行なう権利は無い」というもの。まことに其のとおりである。しかし問題は其の先にある。「自分の育ててきた猫の『生』の充実を選び、社会に対する責任として・・・・・」彼女は生まれた仔猫を崖の上から棄てているという。なんという身勝手な論理。なんというおぞましい神経。                     出筆者については、もはやなにおかいわんや。社会性を尊ぶ新聞としての姿勢の問題である。名のある作家の原稿なら、なんでも載せてしまうのは如何なものだろうか。新聞としての良識と品性が疑われる。

     月すずし隣りの声の透りゐて


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
この記事には愕然でした。わたしは、B作家の愛読者... (Tomo-ko)
2006-08-25 12:23:54
この記事には愕然でした。わたしは、B作家の愛読者でもあるのです。であるのに、なぜ? 彼女のこの主張&行為に関しては、異議アリです。わたしは「せめて、声なきものの味方になりたい」ですから。
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傲慢ほど怖ろしいものはありませんね。 (ベンベエ)
2006-08-25 14:23:25
傲慢ほど怖ろしいものはありませんね。
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私もこの「仔猫殺し」の記事には驚きとやりきれな... (チャーマン)
2006-08-26 00:43:06
私もこの「仔猫殺し」の記事には驚きとやりきれなさを強く感じました。
捻じ曲げた論理を平然と正当化する彼女自身が、まさにホラー小説の主人公のようです。
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チャーマンさん。 (ベンベエ)
2006-08-26 11:01:04
チャーマンさん。
記事を載せなければ、これほど大勢の人の心を傷つけることはなかった。送られてきた原稿は、狂った内容のものでも載せてしまう新聞に問題ありです。
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