心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

穀雨(こくう)

2013-04-18 08:00:00 | 季節の話(二十四節気他)

4月20日は穀雨(こくう)です。

そして・・・

穀雨の次の節気は「立夏」になりますね!いよいよ夏です!

夏の前に・・・穀物を育てる雨が降る頃なのだそうです。

 

cotogotoさまより

春の雨があがれば

二十四節気のひとつ「穀雨(こくう)」とは、
田畑を潤し、穀物の成長を促す春の雨のこと。
雨の多い節気です。

つい最近まで、鮮やかに街を彩っていた花々は、雨と共にはらはらと散り、
日ごとに草花も野菜も、初々しく、青々とした葉を空に向かって伸ばしはじめます。
この時期は「行く春」という言葉でも表現されるように、過ぎゆく春を惜しむ頃。
日によっては、春のコートもいらないくらい暑い日もあり、初夏の訪れを感じられます。

そして、穀雨が終わるころには「八十八夜」が訪れます。
「八十八夜」とは、「立春」から数えて88日目にあたる日のこと。
この日から3日後に「立夏」をむかえるため、昔から夏の準備をする日とされていました。

「♪夏も近づく八十八夜〜」とはじまる唱歌のタイトルは『茶摘み』。
この頃は茶摘みが最盛期を迎えます。
八十八は末広がりの字が重なることから縁起が良いとされ、
この日に摘み取ったお茶を飲むと長生きできるという言い伝えがあります。

また、農家にとっては「八十八夜の別れ霜」というような言葉もあり、
この日を過ぎると、農作物への霜害の心配がなくなるとされ、本格的に農業がはじまります。
そして、「八十八」を重ねると「米」という字になるため、
この日に農作業をはじめるのがよいとされ、お祝いをする風習もあるそうです。

5月になれば、変わりやすい春の天気も安定し、日差しもすっかり強くなります。
今年もまた、暑い夏がくるのです。

 

そして、いつものように二十四節気養生さまより

  谷雨,斗指癸。太阳黄经为15度。公历每年的四月二十日前后为谷雨节气。谷雨,有“雨水生百谷”的意思,是二十四个节气中的第六个节气,也是春季的最后一个节气。常言道“清明断雪,谷雨断霜”,我国大部分地区的平均气温都在12 度以上。谷雨后的气温回升速度加快,从这一天起,雨量开始多,其丰沛的雨水使初 插的秧苗、新种的作物得以灌溉滋润,五谷得以很好地生长。池塘里的浮萍开始孳生,桑树也张出了翠绿的新叶,正是养蚕人家开始忙碌的时候。此时,春茶也在这时节的前后开始采收,长江以南地区,从丘陵到高山,处处可见汗流满面的茶农们在辛勤地忙着采茶,茶农家里忙着制茶,飘香四溢的茶香弥漫着山野村庄。谷雨后的农业生产已经进入到繁忙时期。因此,抓住时机,精耕细作,注意天气变化,抢种抢栽,不误农时对秋后收成至关重要。

 

  谷雨节气后降雨多,空气中的湿度逐渐加大,此时我们在调摄养生中不可脱离自然环境变化的轨迹,通过人体内部的调节使内环境(体内的生理变化)与外环境(外界自然环境)的变化相适应,保持正常的生理功能。《素问·保命全形论》说:“人以天地之气生,四时之法成”。这是说人生于天地之间自然界中的变化必然会直接或间接地对人体的内环境产生影响,保持内、外环境的平衡协调是避免、减少发生疾病的基础。因此在调摄养生时要考虑谷雨节气的因素,针对其气候特点有选择地进行调养。

  谷雨节气以后是神经痛的发病期,如肋间神经痛、坐骨神经痛、三叉神经痛等等。这里提醒朋友们一旦发病不要紧张,可根据不同的病因,对症治疗。

  就肋间神经痛而言,多为临床常见的一种自觉症状,表现为一侧或两侧胁肋疼痛。中医将其称为“胁痛”《灵枢·五邪》曰:“邪在肝,则两胁中痛。”《素问·藏气法时论》又说:“肝病者,两胁下痛引少腹。”从病因病机上讲,肝位于胁部,其脉分布于两胁,故肝脏受病,往往出现胁痛的症状。且肝为风木之脏,其性喜调达,恶抑郁。如遇情志郁结,肝气失于疏泄,络脉受阻,经气运行不畅,均可发为胁痛。若肝气郁结日久,气滞产生血瘀或因跌扑闪挫,引起络脉停瘀,也可导致血瘀胁痛。不论属于何种病因,其根本都与肝气不舒有关,因此在治疗上都离不开疏肝行气,活血通络的原则。

  坐骨神经痛是指在坐骨神经通路及其分布区内的疼痛而言。多表现在臀部、大腿后侧、小腿踝关节后外侧的烧灼样或针刺样疼痛,严重者痛如刀割,活动时加重。本病属祖国医学的“痹证”范畴,痹有闭阻不通的含义。其病因不外乎风、寒、湿邪侵袭经络,致使该经气血痹阻不畅所致。根据临床症状不同,可分为四种类型:感受风邪为主的,疼痛呈游走性者,称为行痹;感受寒邪为主的,疼痛剧烈者,称为痛痹;感受湿邪为主,表现酸楚、麻木、困重者,称为着;发病急剧,伴有发热症状者,称为热痹。凡是患上坐骨神经痛者,都应根据上述四型,辨证施治,以疏通经络气血的闭滞,祛风、散寒、化湿使营卫调和而痹病得解。

  三叉神经痛是面部一定的部位出现阵发性、短暂性剧烈疼痛。本病多发生于面部一侧的额部、上颌或下颌部。疼痛常突然发作,呈闪电样、刀割样难以忍受。该病的发病年龄多在中年以后,女性患者较多。其病因病机多为感受风寒之邪,客于面部经络,致使经络拘急收引,气血运行受阻,而突然疼痛。《素问·举痛论》说:“寒气入经而稽迟,泣而不行,客于脉外则血少,客于脉中则气不通,故卒然而痛。”另有肝气郁结,郁而化火,饮食不节,食滞生热,肝胃之火上冲于面以及素体阴虚,房劳伤精,致阴虚火旺而导致本病的发生。此外,牙、口腔、耳鼻等疾病都能诱发本病。在施治过程中,要究其病因、辩其病症。对感受风寒者,要以疏通气血为主;肝胃郁火者,以泻肝胃之火;阴虚火旺者,应以滋阴降火之法。针刺对该病有较好的治疗效果。

  谷雨节气的气温虽以晴暖为主,但早晚仍有时冷时热之时,对早出晚归的人更应加倍小心地呵护自己,避免不必要的痛苦发生。

 

日本語

斗が癸を指すと、穀雨になる。太陽の黄経は15度となる。西暦の毎年の4月20日の前後は穀雨の節気である。穀雨は、「雨水がいろいろな穀物を生みだす」という意味があり、二十四節気の中の六番目の節気であり、春季の最後の節気でもある。民間に「清明になると、雪が降らなくなり、穀雨になると、霜が降りることもなくなる」という言い方があり、中国のほとんどの地域の平均気温はセ氏12以上になる。穀雨以後の気温の上昇が速くなり、この日から、降雨量が多くなり始め、十分な雨量のおかげで植えたばかりの水稲の苗、栽培したばかりの作物の灌漑がおこなわれ、五穀がすくすくと成長する。池の中のウキクサが生えはじめ、桑の木にも青緑色の新しい葉が出て、まさにカイコを飼う人たちが忙しくなる時である。春のお茶もこの時の前後に摘み取りが始まり、長江以南地域では、丘陵から高い山に至る所に顔中汗が流した茶栽培農家たちが茶をせっせと摘み取り、茶を作る農家の家はてきぱきとお茶をつくり、お茶の香ばしいにおいが野原や山間部の村落に満ちる。穀雨以後において農作業が多忙をきわめる時期になる。そのため、時を逸することなく、入念に耕作し、天気の変化に留意し、大急ぎで植えたり栽培したりし、農期を誤らないことで秋の収穫にとって極めて重要である。

 穀雨の節気以後は降雨量が多くなり、空気の湿度が次第に大きくなり、この時わたしたちは養生の中で自然環境の移り変わりの軌道を離れてはならず、人体の内部の調節を通して内的環境(体内の生理の変化)を外的環境(外部の自然環境)の変化に適応させ、正常な生理的機能を保つことである。『素問・保命全形論』には、「人は天地の気をもって生まれ、四季の法則をもってなる」とある。これは人が天地の間に生れ、自然界の中の変化が必ず直接あるいは間接に人体の内的環境に影響を及ぼすことになり、内的、外的環境のバランスを保つのは疾病の発生を避け、減らす基礎である。そのため、養生を行う際に穀雨の節気の要素を考え、その気候の特徴に合わせて養生を選択的に行うべきである。

 穀雨の節気以降は神経痛、例えば肋間神経痛、座骨神経痛、三叉神経痛などの発症期である。ここでみなさんに、発症しても緊張してはならず、異なった病因に基づいて、症状に合わせて治療するよう注意したい。

 肋間神経痛について言えば、これは臨床でよく見かける自覚症状であり、その表われ方は片側あるいは両側わきのあばら骨のところの痛みである。漢方医学はそれを「わきの痛み」といっている。『霊枢・五邪』は「邪が肝臓にあれば、両側のわきの中が痛む」とある。『素問・臓気法時論』は「肝臓の病気にかかっている者は、両側のわきの下の痛みで腹を少し引く」とある。病因、病理から言って、肝臓はわきの部分に位置し、その脈は両側のわきに分布し、ゆえに肝臓の病気にかかると、往々にしてわきが痛む症状が現われる。しかし、肝臓は風、木の臓であるため、その性は調達を好み、憂鬱を好まない。もし情、志の鬱積があるならば、かんしゃくは疎通、排泄できなくなり、経絡と脈は妨げられ、経絡の気のめぐりが滞り、いずれもわきの痛みとなる。もしかんしゃくの鬱積で日が経つならば、気が滞って血鬱が生じ、転んだり、飛びかかったり、よけたり、挫いたりしたときに、経絡と脈の血鬱の停止を引き起こし、血鬱によるわきの痛みを招くことになる。どの病因に属するものであろうと、その根本はいずれもかんしゃくの滞りと関係があり、そのため、治療の面では肝臓をなだめて気をよくし、血のめぐりをよくして経絡を通じさせるという原則から離れてはならない。

 座骨神経痛は座骨神経の通り道とその分布の部位の痛みのことを指して言うものである。おしり、太ももの後ろ側、すねのくるぶしの関節の後ろの外側のやけどのようなあるいは針で刺されたような痛みが多く現れ、重症者は刀で切られたような痛みを覚え、動けばさらにひどくなる。この病気は中国医学の「痺(しびれ)症」の範疇に属し、痺は阻んで通じない意味である。その病因はほかでもなく風、湿、寒、邪が経絡を犯して、この経絡、気、血、痺の滞りによってもたらされるのである。臨床の症状の違いによって、4種のパターンに分けられている。風邪を主とし、痛みが動き回るようになることを受けるものは、行痺といわれている。冷え、邪気を主とし、痛みが激しいものは、痛痺といわれている。湿気、邪気を主とし、表われ方は辛酸、マヒ、ひどくなるものは、着(引きつけ)といわれている。発症が急で、発熱の症状があるものは、熱痺といわれている。座骨神経痛にかかっているものは、上述の4種のパターンに基づいて、症状を見分けて治療を施し、経絡、気、血の滞りを疎通させ、風邪を治し、寒気を発散させ、湿気を取り除き、栄養を調和させてしびれをなくす。

 

 三叉神経痛は顔の一定の部位に現れる続発性、一過性の激しい痛みである。この症状は顔の片側の額の部、上顎あるいはあごに多く生じる。痛みはしばしば突然起こり、稲妻のように、刀で切られるようで耐えられない。この症状が起こる年齢は多くは中年以後で、女性の患者がより多い。その病因、病理の多くは風邪と寒気の邪気を受け、顔の経絡において、経絡が急に収縮して引きつけるようになり、気、血のめぐりが妨げられ、突然起こる痛みである。『素問・挙痛論』は「寒気は経絡に入って遅くなり、泣いて行くことなく、脈の外にあれば血が少なく、脈の中にあれば気が通らず、それゆえに突然痛む。そのほかにかんしゃくの鬱積があり、鬱積がのぼせに化し、飲食の節制ができなくなり、食が滞って熱が生じ、肝臓、胃ののぼせが顔に上がり、さらに体の陰の虚を引き起こし、房事過多ならば精を傷つけ、陰の虚とのぼせが盛んとなってこの症状を招く。そのほか、歯、口腔、耳、鼻などの疾病がこの病を誘発することにもなる。治療を施す中で、その病因を究め、その病症を論じるべきである。寒風と寒気を受ける者にとっては、気、血を疎通させることを主とすべきである。肝臓、胃にのぼせが鬱積する者は、肝臓、胃ののぼせをなくすことである。陰の虚とのぼせの盛んな者は、陰を滋養してのぼせを下げる方法をとるべきである。鍼灸はこの病に対してよりよい治療の効がある。

 穀雨の節気の気温は晴れて暖かいことを主とするが、いずれもなお時々寒い時、熱い時があり、早く出て遅く帰る人は更に自分の健康に気をつけ、必要でない苦痛の発生を避けるべきである。


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