先日のレッスンで「食用の虫」についての話題が出ました。
昆虫は、中国や東南アジアでよく食べられているイメージがあるかと思いますが…
日本にもありますよね。
私が育った長野県でも、いくつかの昆虫を食べていました。
これが苦手で…
途中から引っ越していった私にとって…
本当に苦手で…。
いまでも、食べられない・・・・・かも。
どんなものか・・・
参考までに「日本の昆虫食」さまより、
以下は、私の故郷の地域で食べられている昆虫だそうです。
■いなご
稲の葉を食べて育ったいなごは、田んぼに霜の降りる前ころが脂がのっておいしく、「霜いなご」ともいわれる。稲刈りから脱穀のころ、さらしの袋を腰にぶら下げていき、田仕事の合い間に四つ五つととる。
お湯に通してよく洗い、飛び足と羽をもぎとって甘からく煮つける。砂糖、醤油は目分量である。かめにとっておいて、冬中のおかずにする。
また、お湯でゆでてから、からからに干したものをすり鉢ですりつぶし、いなご味噌にして食べる。田植えどきのなめ味噌になったり、産婦によいといって味噌汁に入れて食べさせる。
いなごの煮かたにも家々の秘伝があり、色も味も歯ぎわりも微妙に違っていて、自慢の種になる。
■蚕のさなぎ
養殖ごいの財である蚕のさなぎは、近くの製糸工場から手に入れて、庭先いっぱいにむしろを広げて乾燥させておく。新しいものが手に入ると、その一部を食用にする。さなぎ3個で卵1個分の滋養があるといわれ、これを食べて農繁期を乗り切る。
さなぎをゆがいて脂気をとり、味を濃くして甘からく煮つける。
■蚕蛾の雄
また、さなぎからかえった雄の蛾をつくだ煮にしたものは「まゆこ」といい、珍重される。雄の蛾は蚕種業者から譲ってもらう。
■げんごろう
九月、田のこいを揚げるときに、げんごろうもたくさんとれる。つややかな羽をひろげて飛んでいってしまうので、ふたが必要である。
その羽をもぎとって、焼いたり炒ったりして塩味で食べる。すずめ焼きの味がするといって珍重される。
■蜂の子
夏の終わりから初秋にかけて、子どもたちは地蜂とりに野山をかけめぐる。真綿に肉片をつけたものをくわえて飛ぶ蜂を追っかけて、地蜂の巣をみつける。乾いた土手の土の中に三段くらいに重なってある。火薬をいぶして蜂を仮死させてから掘りとる。
地蜂の巣を火にかざして逆さにすると、白いうじ虫のような幼虫や、羽が生えかかった若蜂が落ちる。これを油で炒め、醤油、酒、砂糖で、汁がなくなるまで炒り煮する。
炊きたてのごはんに混ぜた蜂の子飯は最高のごちそうである。