2月19日は二十四節気の「雨水」です。
雪から雨へと変わり、春のあたたかさから氷や雪もとけだす頃。
今回は「五感」という見方で二十四節気を紹介しているブログ「五感生活」さまよりご紹介。
陽気がぽかぽかして、氷が溶け、凍っていた土がゆるんできて、いきいきと躍動を始める。「雨水」はそんな時期です。
山笑う。
芽ぶきはじめた早春の山々のことを、日本人は昔から、そんな風に表現してきました。
「春山は笑っているよう、夏山は滴るよう、秋山は粧うよう、冬山は眠るよう」。
長い長い、冷たい季節が終わりを迎えて、山がゆっくりと目覚めはじめる。そんな山の様子を、「笑う」という言葉にあてはめたみごとさ。
山が笑っている。
それだけではありません。実は、それを見ている私たち自身も、微笑んでいる。春の訪れがうれしくて、ふと、笑みがこぼれる。春。それは、生きる歓びに満ちた季節。いよいよです。