杭州の漢方薬局で買ってきたはちみつ。
枸杞と刺槐(槐花)
この「刺槐」・・・実は玫塊花(ハマナス)のつもりで買ってしまったもの。
お店の人がこれで大丈夫!と言うのでそのまま買ったのですが・・・
やはり・・・これはは玫塊花じゃありませんでした・・・・。
参考までに・・・
刺槐蜂蜜の効能 : 宁心安神,凉血止血,清熱解毒
応用としての効能は、「槐花蜂蜜美容,槐花蜂蜜减肥」だそうですから・・・
ヨシとして、使ってみようと思います。
参考までに(やなぎ堂薬局さまより)
槐(えんじゅ)はクララ属ーまめ科に属する植物で原産地は中国で、日本では古くから街路樹や庭園樹として
栽培されている落葉高木植物です。
日本では槐を「えにす」と呼んでいました。
エンジュは古代中国の本草書の神農本草経ー上品(上薬)に槐実(槐角)について書かれており、
神農本草経によると「味苦寒。生平澤。治五内邪気熱。止涎唾。補絶傷。五痔火瘡。婦人乳カ。子藏急痛。」
と書かれています。
エンジュの漢字表記は「木+鬼」の組み合わせです。鬼は中国では死者の魂が宿った者と考えられており、
エンジュは死者の魂が宿った木、つまり聖樹と考えられていました。
古代中国の周の時代には宮廷の庭に3本のエンジュの木を植えて天子を補佐する政治の中枢役職の
三公(大師、太傅、太保)をそこに座らせました。
この事例から三公を「三槐(さんかい)、槐位(かいい)」と呼ぶようになりました。
(時代が下って前漢では三槐又は三公を「大司徒、大司馬、大司空」又は「丞相、太尉、御史大夫」と言い、
後漢や唐では三槐又は三公を「太尉、司徒、司空」と言いました。
日本で三槐又は三公を「左大臣、右大臣、内大臣」をこう言います。
日本ではエンジュは雷除けの霊樹とされ、京都民俗志によると「醍醐天皇が雷が嫌いだったので空海が
加茂川の東側に槐の木を植えたら都に雷が落ちなかった。」と書かれています。
(あれ?醍醐天皇(885年~930年)で空海(774年~835年)ですが時代が合いません??
まあ醍醐天皇は清涼殿落雷事件から雷嫌いは有名ですから後世の人が作った創作と思います。桑原、桑原)
時代が下って芥川龍之介が「槐」と言う題名の小説を書いています。
*
槐の花蕾(生薬名 槐花(かいか カイカ)(槐米 かいべい カイベイ))
*
槐花を服用すると止血作用、高血圧予防作用、血管強化作用などが期待出来、吐血、血尿、不正出血、血便、
痔出血、高血圧、動脈硬化などに用いられます。
槐花を煎じる場合は
槐花約3グラムから5グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で15分から20分程煎じて
1日数回服用します。
(かなり苦いので蜂蜜か砂糖などで味を整えても結構です。)
槐花と他の薬草(ドクダミ、ヨモギ、麦茶など)と一緒に煎じて服用しても良いです。
槐花の粉末の場合は
槐花の粉末を1日量約3グラム~6グラムを目安に1日数回服用します。
(かなり苦いので蜂蜜か砂糖などで味を整えても結構です。)
槐花の粉末を単独で服用しても良いが、牛乳、野菜ジュース、スープなどに混ぜて服用しても良いですし、
小麦粉と混ぜて料理に使用されても結構です。
*
神農本草経ー上品(上薬)
「味苦寒。生平澤。治五内邪気熱。止涎唾。補絶傷。五痔火瘡。婦人乳カ。子藏急痛。」
ーーーーー
また、その葉の「槐叶」についても(百度百科様より)
効能主治:治惊痫,壮热,肠风,溲血,痔疮,疥癣,湿疹,疔肿。
1.《日华子本草》:治五痔,心痛,眼赤,杀腹藏虫及热,治皮肤风,并肠风泻血,赤白痢。煎汤,治小儿惊痫壮热,疥癣及疔肿。