6日は二十四節気「芒種」。
農家さんは
繁忙期に入るころですね。
私が子供時代を過ごした地域では
当時、6月上旬に
「農繁休暇」(田植え休み)がありました。
(秋には稲刈り休暇)
今でこそ、
田んぼも畑もないところに住んでおりますが
農繁休暇を思い出すと
目の前にはその風景が浮かび
懐かしいです。
人民中国さまより
毎年太陽暦の6月5日前後、太陽が黄経75度に達した時が芒種である。麦など芒のある作物が成熟するという意味で、二十四節気の九番目の節気。このころ、大麦や小麦などが成熟するので、収穫を急ぐ。同時に秋に実る粟、モチキビやウルチキビなどの作物を植える季節でもあるので、「芒種」あるいは「忙種」と言う。各地の農民が収穫や種蒔きで最も忙しい時節でもある。貴州省の農家のことわざに「芒種に種蒔きしなければ、後で蒔いても無用」と言うのがあるが、四川には「芒種は種蒔きに忙しい、嫁の親に会っても言葉を交わす暇もない」という。このことわざは芒種のころは農事を急がなければならないことを言っている。
芒種の節気と民俗
芒種が忙しいと言っても、各地の人々は忙しさの中に楽しみを見つけるので、おもしろい民俗活動が広く伝わっている。
「安苗」 安徽省南部の農村では、芒種の時期になると水稲を植えたあと、秋の豊作を祈るために、苗が無事育つよう「安苗」の祭祀活動を各地で行う。どの家でも新小麦粉で五穀や家畜、果物、野菜などの形にした饅頭を蒸かし、さらに野菜の汁で色づけし、お供え物として、五穀豊穣、村人の無事をお祈りする。
「打泥巴仗」 貴州省東南部一帯のトン(侗)族の青年男女は、毎年芒種の前後に泥投げ合戦、「打泥巴仗」祭りを必ず行う。その日、新婚夫婦は親友の男女とともに、集団で田植えをする。田植えをしつつ泥を投げ合ってふざけ騒ぐ。さて、終わったら、戦果を見る。着物に泥が一番多くついた人が一番の人気者ということになる。
「煮梅」 江南では毎年6月に梅が成熟する。三国時代に「青梅煮酒英雄を論ず」という物語がある。青梅にはさまざまな天然の良質な有機酸と鉱物質が含まれ、血の浄化や整腸、血中脂肪の減少、疲労回復、美容、酸と塩基のバランス調節、身体の免疫力強化など独特な栄養保健機能がある。ただ、新鮮な梅はあまりにも酸っぱく、加工しなくては食べられない。それで「煮梅」にする
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芒種のころは、雨が多く、気温も高くなって、中国の南方は長雨が続く梅雨のシーズンに入り、じめじめする。体の中の汗が気持ちよく発散しないため、人々は体がだるく、元気がなくなる。
こういう時は、体質を増強し、暑気あたりや水疱瘡など季節的な病気や伝染病の予防に注意する。同時に、気楽で愉快な気持ちを保つよう心がける。
芒種の養生は以下のブログを参考になさってください
「芒種(ぼうしゅ)」