「精進料理」
修行者の食・・・と思えば
修行者のいるところには
いろいろあるのですよね。
一度行ってみたいと思うのが
タイの齋食週間・キン・ジェーで
動物性のものと五薫抜き。
キン・ジェーの期間は
毎年太陰暦の9月1日から9日間
2021年は
10月6日から10月14日です。
私は、年中、素食実践者ですが、
せっかくなので
普段以上に気持ちをこめて
食事したいと思いました。
バンコクナビさまより
タイでは、旧暦9月1日からの9日間は、『齋(ジェー)』と呼ばれる菜食習慣となっています。これはもともと、観音さまを信仰する中華系仏教徒の殺生を慎むための習慣でしたが、最近ではタイ人全体に広まっています。この時期、街中には、『ジェー』と書かれた看板を掲げた、野菜料理の臨時屋台が登場します。そして肉はもちろん、タバコやお酒など精神を高揚させるものも控え、蚊なども殺さず、平穏に過ごすのがよしとされています。
一般的な市場の食堂も、黄色に赤文字のジェー色に染まります。とはいっても、ジェー期間の過ごし方は人それぞれ。9日間毎食野菜食を貫く人もいれば、3日間だけの人、1日1回をジェー食としている人など、その度合いは個人に委ねられています
おかず屋さんには、野菜や豆腐を使った料理が並びます。意外と色とりどりできれいですね。定番の野菜炒めやしいたけと厚揚げの煮物に加えて、日本でいうところの精進料理と同じで、大豆製の肉代替品で歯ごたえや見た目で肉の食感を出しているものもあります。野菜を具にした焼きそばも、スタンダードなジェー・メニューです。
「猫のあくび」さまより
「九皇大帝」について
これは、道教のセレモニーの一つ、中国語で「九皇斎節」と言い、神格化された北斗九星「九皇大帝」の誕生日を祝う祭りである。
旧暦の9月1日から9日までの9日間、信者は黄色、または白色の装束を身に付けこの期間は肉食を断ち、ベジタリアンフード以外は口にしないとされる。
「九皇大帝」とは、東南アジアの華僑たちに信仰されている神の事。
「九皇爺」、「九斗氏」とも呼ばれる。
神話では天老か導母の九人の息子で、北極星に位置する天老の周りをめぐる九つの星は九皇だとされる。
漢代の説話では、五斗米道の祖である張道陵が皇帝から厄落しを命じられて壺に封印した九つの悪霊が九皇だとされる。
また明代の説話では、九皇は明皇帝の九番目の息子の九代後の子孫であるという。
各地の港町には年に一度だけ九皇が訪れるとされる。別の説によれば逃げ出した明皇帝の息子を救った九人兄弟の霊が、九つの香炉に入って海を漂っているのだという。