お香材料としてのメモ
自分用にメモです。
「木あそび」さまより
基材について
製品により各種の香木や香料(合成香料を含む)の構成が異なることは当然であるが、基材は粘結剤でもあるタブの木の樹皮の粉である「タブ粉」が共通して利用されている。ただし、墓参用に利用される杉線香に限っては、杉の葉の粉末のみでも製造が可能とされる。これは杉の葉の脂(ヤニ)成分のおかげで粘りが確保できることによるという。
線香は白檀(びゃくだん)、丁字(ちょうじ)、沈香(じんこう)、安息香など香料の粉末をタブなどの繋ぎと松やになどの糊料で練り固めて棒状に練り固めたもの。【小学館日本国語大辞典】
タブ粉にはどの程度の粘りがあるのか
タブノキはクスノキ科タブノキ属の常緑高木。別名の「イヌグス」の名は気の毒である。樟脳が採れたクスノキに及ばないとの意であるか思ったが、クスノキより材質が劣るからとする説があるそうである
線香の原材料
主役の香料、基材のタブ粉以外に名前を見るのは、前述の松脂(粘結材)のほか、蜂蜜(甘い香りの効果)、木炭(着火性を高める効果があると思われるが、最近は煙を抑制する目的で配合している。)、着色料等の名を見る。なお、手作り用の基材としてタブ粉と併せて、「支那粉」の名を目にするが、電話で確認したところ、タブ粉より粘りが強く、香りも少々強いものとしていたが、原料樹種は分からないとのことであった。
原料としてのタブ粉の必要性
線香の基材として特に癖のある匂いがあるわけでもなく、成型に必要な粘着性を有することから古くから使用されている。現在では代替となる粘着材(剤)はいろいろあると思われ、加えて何らかの木粉等の燃焼の特性が条件にかなえば、タブ粉にこだわる理由はないと思われる。調べた範囲では、澱粉のほかに、事務用の化学糊などにも広く利用されているCMC(カルボキシメチルセルロース)も利用されている模様である。
「百度百科」さまより
松脂
入药部位:油树脂。
性味:味苦,性温。
归经:归脾经。
功效:祛风,杀虫。
主治:疥疮,皮癣。
用法用量:外用:适量,涂擦。
药理作用
1、溶石作用。
2、解毒作用。
3、气道松弛作用。
また、白檀と沈香(沉香)もメモ
「木あそび」さまと「百度百科」さまから
白檀
インドネシア原産のビャクダン科ビャクダン属の常緑小高木
中国名は、檀香科 壇香属 壇香(白銀香、黄英香)
白檀油(ビャクダン油)をかつては淋病の治療薬とされていたことがあったが,現在では香料,アロマテラピーで使われている。アロマテラピーでは精油(エセンシャルオイル)は白檀の英名である Sandal wood の名称が使われている
功效主治:清热解毒;调气散结;祛风止痒。主乳腺炎;淋巴腺炎;肠痈;疮疖;疝气;荨麻疹;皮肤瘙痒。
性味:味辛,性温,无毒
沈香(沉香)
熱帯産のジンチョウゲ科アキラリア属の常緑喬木の幹から採取される香木
この樹木に傷,その他の原因で,ある種の刺激が加えられると,その部分に樹脂分が沈積して,沈香になると言われる。本来の材は黄白色ないし淡黄褐色であるが,病理的に樹脂分が沈積した部分は暗褐色あるいは黒色となる。
薬用としては喘息,嘔吐,腹痛,腰やひざの冷えなどに用い。鎮静や疲労回復の効があるとされる
入药部位:含有树脂的木材。
性味:味辛、苦,性微温。
归经:归脾、胃、肾经。
功效:行气止痛,温中止呕,纳气平喘。
主治:用于胸腹胀闷疼痛,胃寒呕吐呃逆,肾虚气逆喘急。
用法用量:l~5g,后下。
相关配伍
1、治阴虚肾气不归原:沉香磨汁数分,以麦门冬、怀熟地各三钱,茯苓、山药、山茱萸肉各二钱,牡丹皮、泽泻、广陈皮各一钱。水煎,和沉香汁服。(《本草汇言》)
2、治脾肾久虚,水饮停积,上乘肺经,咳嗽短气,腹胁胀,小便不利:沉香一钱,乌药三钱,茯苓、陈皮、泽泻、香附子各半两,麝香半钱。上为细末,炼蜜和丸如梧子大。每服二、三十丸,熟水下。(《鸡峰普济方》沉香丸)
禁忌:阴亏火旺,气虚下陷者慎服