大関昇進の琴欧州の日本語での口上。
「謹んでお受けします。大関の名に恥じぬよう、けいこに精進します」
わかりやすくて誠意を感じる。きれいな日本語だったし。
小難しい四字熟語を引っ張り出してくる必要もないわけで…
これまでに大関・横綱昇進の際、口上で述べられた四文字熟語。
(主に二子山部屋の悪しき風習だったのか?)
不惜身命 (ふしゃくしんみょう)
仏道を修めるためには、自らの身命をもかえりみないこと
堅忍不抜 (けんにんふばつ)
どんな困難や誘惑にも心を動かさず我慢すること
不撓不屈 (ふとうふくつ)
どんな困難に出会ってもひるまずくじけないこと
勇住邁進 (ゆうじゅうまいしん)→「ゆうじゅう」でいいのかな?
ひたすら前進すること
一意専心 (いちいせんしん)
ほかの事を考えずにひとつの事に集中すること
これらを聞いた時、???? 状態になるのは
日常生活でなじみのない言葉だから。
若・貴だって、緊張の場面で、使ったこともない四字熟語を
口にしなければならなかったわけで、気の毒と言えば気の毒。
心がこもってないと、聞く者は「シラ~」
今回の琴欧州のようなシンプルな口上の方が好感が持てる。
しかし、辞書好きの私は、聞きなれぬ四字熟語を調べるのも1つの楽しみ。
たまには、難解な四字熟語を口上で述べる力士、出て来ーい!
余談だが、中国から由来したものが多い四字熟語
本場(?)中国で使われてるものと微妙な違いがあるらしい。
堅忍不抜 ⇒ 堅靭不抜
一意専心 ⇒ 一心一意
口上とは関係無いが、日中の違いで1番面白いと思うのが
『一日千秋の思いで待ちわびる』の一日千秋
中国では、一日三秋 だそうだ。
千と三の違いって…