今晩、かす汁を作りました。
夜の寒さを思うと、できるだけ体が温まるものを作りたくなりますね。
夕飯は必ず汁物を作るようにしていますが、具沢山の味噌汁、スープ、それからシチューなどは、食べてるうちに体がホカホカしてきて、寒い中帰ってきても食べてほっとひと息つけるんじゃないかなあと思います。
でも、どうしても豚汁の登場回数が増えてしまうので、今日はちょこっと変えてかす汁が作りたくなったというわけ。
酒粕さえあれば残り野菜でおいしく作れるのがうれしいところです。
買い物に行って、酒粕、酒粕・・・と思って探していたら、ほら、これを見つけました。
八海山の酒粕。
おー、これはきっと美味しいぞ♪・・・と思ってレジに行くと、いつもの顔馴染みのおばちゃんが「あ、これおいしいよね。昨日かす汁にしたらほんとおいしかった」・・・って。
おばちゃんの保証付きだったらきっととてもおいしい♪
楽しみ楽しみ。るんるん。
お鍋にはいつもと同じように、昆布を小さめに切ったものをいくつか漬けておきます。
大根、人参、こんにゃくは短冊切り、くらい。ごぼうはささがき。お鍋に入れて火にかけます。
沸騰してアクが出てきたらアクを掬っておきます。そこに細かく切った豚の切り落としを入れ、さらにアクを取ります。
お揚げを入れると旨みとこくが増すから、少し入れよう。この前炊き込みご飯を作ったときに太めに刻んで冷凍してあったからそのまま入れちゃおう。
実家ではちくわも細かく切って入れてたなあ。今日はないからパス。
火が通ったら、酒粕を溶き入れます。
野菜を煮ている途中で、小さめのボールにお鍋から煮汁を取って入れ、そこに酒粕を入れてしばらく置いておき、少しやわらかくしてから溶きます。私は味噌漉し器を使ってボールの中で大体溶いて鍋に戻します。
何度かやってとろみと旨みが出てきたら、味噌を少しずつ溶き入れ、味をみてちょうどいいところで止めます。まとまらなかったら、醤油と塩少々入れて調味してできあがり。
母は醤油と塩で味を整えていました。それでもいいのだけれど、味噌を入れたほうがまとまりやすい気がします。それに酒粕100%で作ろうとすると濃くなっちゃって、酔っ払っちゃいそうになるのよね。
子どもも食べやすくするには味噌の割合を増やすといいと思います。ちょっと色は濃くなってしまうのですが、でも食べやすくなるよ。
さあ、できたできた。
小口切りのねぎを散らしてできあがり。
あー、おいしい。ほんとにおいしい。子どもにもほめてもらって大満足。
ホカホカあったまって、何だかしあわせ(^^)。
それにしてもこの酒粕、おいしいな。溶いている時の香りがまたいい。このまま炙って食べたらどうなんやろ。これを酒の肴に・・・いいかもしれん。でも、甘酒にしてもいいなあ。
いろんな誘惑にかられながら、半分はジップロックに入れて冷蔵庫に。残りの味わい方はまた後日考えようっと。