ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

出会いと別れと、そして再会と。

2011年12月31日 | 日々のこと

今年もいよいよ終わろうとしています。

日本中が悲しみに包まれた今年。私自身も3.11以降価値観やいろいろなものが変わってしまったくらい衝撃を受けたけれど、私には命がある、それなのにくよくよしていたらいけない・・・そう思って自分を見つめ直し、また前に歩いていけるようになった。そんな一年でした。

 

 

たくさんの出会いがあった年でした。わくわくを運んでくれたいい出会い。

それとともに、いくつかの別れも経験しました。

物理的なものもあれば、自然の流れでのもの、そして、意図して自分から離れたものも。もちろん一時的なものになるかもしれません。どれも幾ばくかのさみしさや後悔を残すものであったけれど、それらは確実に自分が新たな世界を切り拓く、そのことに役立っていると思います。

 

そして、たくさんの再会もありました。

再会はとてもうれしいものの反面、少々のとまどいと後悔と居心地の悪さを伴うことも。途切れていた年月が重いほど、複雑な感情が絡むこともありますよね。

でも今年の再会は本当に素敵なものばかりで、おそらく以前よりもっといい関係を築いていけるだろうなと思えることに、自分はなんて素敵な人たちに囲まれているんだろうと思いました。

 

 

ごはんのことも。

4月の「被災地応援おばんざいランチ」約80名

5月「おうちカフェ」約130名

11月「つづき・ひとの『わ』ランチ」約80名

ママスハウスの「ひとみさんのおうちごはん」約50名、と赤ちゃん

その他、まかない分を含めると、400名以上の方に私のごはんを食べてもらえたと思います。これはこのうえない喜びでした。

料理は食べる人を元気したり楽しい気持ちにさせるものであるけれど、作る人間も元気をもらえます。たくさんの方のおかげで私はこうして元気で前向きな気持ちで今年を終えることができます。本当にありがとうございました。

 

 

今、私は自分のことが好きって言えます。

今年の初め、一年前は暗闇の中にいて、傍から見たら普通に毎日を過ごしていたように見えたそうですが、自分の中ではそうではありませんでした。

でも、何とかここからはい上がってみたい、少しでも元気になってにこにこ笑って過ごせる日々を送りたい、そう思って一年が始まりました。

だから、自分では掛け値なしに奇跡の復活です。

自分に「おめでとう」って言ってあげたい、そんな気持ちです。

 

今でも自分はダメダメなところいっぱいだし、ムラがあるし、忘れっぽいし、ぎりぎりにならないと何でもやらないし、そんなのだけど、でもそれでもいいとこもあるやん私・・・ってそう思えるようになりました。

これからもまた落ち込んだり泣いたりすると思います。でも、たぶんもう大丈夫。そんな時でも少し休めば、また今のように復活できるはず。そう思っています。

でも、それでもやっぱりつらいときは、少し力を貸してもらえるといいな。

そして、私も周りにそんな人がいたら、私にできることしてあげられるといいな。そう思っています。

 

 

この写真は、数日前引っ越していった友だちの送別会をうちでやったあと。

うどんすきでわいわい、それとワインと、マリネと、チョコとえいひれと、子どもにはアイスと、それから・・・。この雑多な感じが好きなんだな。

かっこよくなくても、きれいでおしゃれでなくても、お鍋から上がる湯気のようにほかほかとあったかい、そんな中であれもこれもあり、みたいな、そんな自由でリラックスした空気の中で人とかかわっていけたらいいな、そう思った夜でした。

 

 

来年は今年以上にもっと楽しい一年にしよう。もっともっと自分のことを好きになろう。

今年出会ったすべての人に、今まで出会った人にも、心からありがとう。

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