「この写真は小松菜だろう」・・・って思われるかもしれません。ちがうんです、「うるい」です。まあお読みくだされ。
「大地を守る会」で、「とくたろうさん」というシリーズがあります。
日本各地に残されてきた在来品種などの野菜や果物が届くこの企画、HPの説明をよく読んでみると、「持続可能な社会づくりをめざし進めている企画」・・・だそうだ。
普通の市場では出回らない野菜や果物が届くので楽しみ・・・くらいにしか思っていなかったけど、ゆっくり読んでみるとおもしろいなあ。
興味のある方はどうぞ → 「とくたろうさんブログ」
この企画ものは登録しておくと届くのだけれど、通常の注文をしないと届かない。だから、ついつい注文し忘れてしまう私は、たまにしか巡り合わなかったりするのですが、このところは岩手県久慈市山形村の山菜が届いていました。
昨日届いたのは、「みず」と「あいこみ」。
これは調理して写真もうまく撮れたら書こうと思うのですが、今日はもう少し前に届いて食した「うるい」のことを。
うるいって、姿かたちがきれいで、心奪われる山菜。
一度生育しているところを見てみたいなあと思うのですが、すぅっと伸びた葉と茎が上品な感じがする。
近くの阪急百貨店ではこの春何回か見かけたけど、少ししかないし高い。
買おうかなあどうしようかなあと迷っているうちに、季節が終わってしまった。
でも、こうして「とくたろうさん」の企画で届いた。とってもうれしい。
それに、しっかり量があるし、長さもお店で見かけたのよりずっと長い。
これは食べて満足感も味わえそう。(写真撮っておけばよかった。)
とくたろうさんのブログに「うるい」の説明も写真も出ていました。
うるい → こちら
さて、どんなふうに食べようか。
くせがなくて、少しぬめりもあるから、酢味噌和えとかがいいけど、この日は他の献立との組み合わせで何となく胡麻和えが食べたい。気分だけど。
だから、素直にそうしてみよう。
はかま・・・と思われる短い硬い部分を取り除いて、他の部分をさっと洗い、長かったので、二つに切りました。
お湯を沸かして塩をひとつまみ、そこにまず白い茎の部分を根元の方から入れて、葉の部分もそこに入れて、さっと茹でます。
あまり茹ですぎると、きっと柔らかくなっちゃって、このシャキシャキ感がなくなってしまうような気がする。
冷水に取って水を切り、水気を取って3.4cmの長さに切り揃えます。
あとは普通の胡麻和えといっしょ。というか、ここまでも小松菜とかほうれん草といっしょ(^^;)。
ごまをすって、しょうゆと味の母を入れて、その中であえてできあがり。
山菜といっても全然苦味とかえぐみがありません。
素直な味で、でもかすかなぬめりがおいしさのアクセント。あー、これ、クセになる!!
おひたし好きの娘と私が特にハマって、ほとんど二人で食べてしまいました。
あー満足。
ん、たしかに写真だけ見ると、茹でちゃうと小松菜と変わらないですね。でも、ちがうんです、食べてみて初めてわかるのがまた楽しいところです。
今年は気候が混迷してるから、かあっとした暑さがやってこない今、まだまだこういった山菜や苦味のあるものを食べて、春に摂るべき食事を十分味わっておいても良い気がします。
なかなか手に入らないうるいだけど、堪能しました。
あー、おいしかった♪