ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

ラタトゥイユからの、夏野菜カレー

2012年07月06日 | ごはん

蒸し暑い毎日が続いていますね。

首都圏は雨が降ってもさほどですし、蒸し暑いといっても例年よりは過ごしやすいように私は感じているのですが、豪雨で床上浸水の被害に遭われているところもあり、このところ自然災害が続いているのはなんだろうか・・・と、子どもたちと話しています。

私の父は消防士でしたが、存命中、よく昔の武勇伝?を聞かせてくれて、「伊勢湾台風」(ふるっ ^^; なんと昭和34年!!)のとき京都から助っ人に行った話は幾度となく聞かされました。

これだけ年月が流れて科学や産業が発達しても、昔も今も自然の力の前では立ち尽くすしかないことがあるんでしょうね。

今となっては懐かしい昔語りですが。待っていた母の心配だった話を含めて。

 

 

ごはんと全然関係ない話で始めてしまいましたが、蒸し暑くても雨でもごはんは食べないといけない、作らないといけないわけで。

今、娘のテスト期間で昼過ぎには家に帰ってくるので、しっかり家でふたりで食べています。

でも、正直何も作りたくないときもあるんだな(^^;)。

で、今日は先週「おうちごはん」用に作ったラタトゥイユの残りが冷蔵庫で眠っていたのでそれと、サラダと、買ってきたおいしい食パンとで食べました。

娘はこのラタトゥイユが大好きで、私の作る好きな料理ベスト3に入るらしい。前も書いたかな。

冷たいラタトゥイユは体に染み込むおいしさでした。1週間経ってもこうしてちゃんと保存しておけば大丈夫です。

そうそう、いただきものの佐藤錦も添えて。少しの果物がうれしいよね。画像ないけど。

我が家は朝は毎日「ごはん」なので、お昼にこうしてパンを食べることは多いです。なんとなくお楽しみ感があります。

 

 

と、本題にいかなくては。

このラタトゥイユ、こうして保存が効くばかりか、いろんな料理に変身できます。

今日はそのひとつ、一番ポピュラーかな、カレーへの変身。

 

ラタトゥイユを温めて、そのままカレー粉を入れても野菜の旨みでおいしいと思うのですが、先日作ったときは、ひき肉を使いました。

合挽肉は解凍肉を使っていることが多いので、できたら牛ミンチと豚ミンチでこれというものを買って混ぜて使うのがいいと思います。

少し割高ですが、ひき肉にすると途端に鮮度が落ち味も落ちるので、お店で買うときはなるべくこうしています。

 

 

玉ねぎ1個をみじん切りにします。

油少々を鍋にいれ、ひき肉を炒め、玉ねぎを炒め、透き通ってきたらラタトゥイユを入れます。

水を加減して足してしばらく煮込んで、火を弱めてカレー粉を入れて。あとはコトコトいつもと同じように・・・。

私は最後に塩こしょう、しょうゆを入れてちょこっと整えただけ。

はい、あっという間にできあがり♪

 

 

なんて書いたけど、ラタトゥイユって、夏野菜をオリーブオイルで炒めて、にんにくも入ってるし、私は昆布や干ししいたけも入れるし、トマトもたっぷりだし、これでカレーにしておいしくないはずないですよね。

思い立ったらすぐできる変身メニュー。

めちゃくちゃおいしくて、家族にも好評でした。

カレーのためにラタトゥイユを作ろうかと思うくらい。

でも、いつもこんなにうまくは残ってくれないです。この日はカレーを作れるくらいあったけど、それはクラスの前に練習気分で作ったからで、変身メニューにするのを想定していたから。

保存とか展開を考えて大量に作るとイヤんなったりするし、家庭料理とはなかなか難しいもんだなあと思います。

 

 

 

お昼に食べた残っていたラタトゥイユ。いつものように無印のホーローの容器に入れて保存するのがとっても似合います。

残りものなので、こんな感じでごめんなさい。

あー、また食べたくなってきたなあ♪

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「福島をずっと見ているTV」を見ました。

2012年07月06日 | 日々のこと

昨夜、たまたまチャンネルを回した(いや、今どき回さないか、合わせたか)NHKで、「福島をずっと見ているTV」というのをやっていました。

昨日は国会事故調査委員会の報告書が出たということで、委員長をはじめ委員会の人が各テレビ局のニュース番組に出ていたからそれが見たくて、でした。

きっとかみくだいて説明してくれそうな気がしたから。

NHKにはたまたま合わせたのにちょうど番組が始まるところだったから、じっくり最初から最後まで見ました。こんな番組があったのですね、知りませんでした。

 

福島出身のクリエイティブディレクターの箭内道彦さんと矢口真里さんがナビゲーターのこの番組、昨日は福島第一原発で働く作業員の方たちを取材し、元作業員の方を実際にスタジオに迎えて番組に出演という内容でした。

その作業員の方たちのポートレートとインタビューを掲載した、フォトジャーナリストの小原一真さんの写真集が紹介されていました。

すごい写真集だと思いました。

 

福島第1原発では、今でも収束作業に2千から3千人の作業員の方々が働いているそうです。

作業は続けられているとは思っていたけれど、そんな多くの方が働いているとは不勉強な私は全然知りませんでした。

その作業はまだまだ30年とかかかるそうです。

 

作業員の方たちの言葉はさまざまでした。

メモを取ったわけではないので少しちがうかもしれませんが・・・、もう子どもも大きいし自分も年取ってるから・・・という人、今は健康被害も出ていないけれどこれからの世代の指針になればいい(人体実験というと言葉は悪いけどと)・・・という人、世界で一番大きな事故だから考えてる間もないやってかないといけない・・・という人・・・、家族を養うために原発で働くしかない・・・という人。

不安、達観、使命感・・・様々な思いが伝わってきました。

 

作業の合間に水を飲もうと思っても、防護服などを一枚一枚脱いでいって、どんどん部屋を抜けていって、最後下着になって、それでやっとたどり着くのに40分かかるそうです。

去年の夏が一番しんどかったとのことでした。

 

今年の夏もきっと暑くなることでしょう。きっとまた過酷な条件下での作業になるのだと思います。

 

 

思ったことはいろいろあるけれど、とても言葉では表せません。

興味がある方は再放送もあるそうです。7月9日25時からです。ぜひごらんください。

「福島をずっと見ているTV」 → こちら

 

そいでもって、これ、「青春リアル」っていう番組なんですね。そりゃあ、気づかないや・・・。

 

 

大飯原発が送電を開始し、国会事故調査委員会が報告書を出した、そんな日の夜に偶然見た作業員の人たちを取り上げた番組でした。

フクザツな気持ちがしました。

福島原発事故はまだ終わっていない・・・、あたりまえのことだけど思い知らされます。

そして、大飯原発の安全対策のいくつかの設備は平成27年完成をめざして整備されるとか。それまで津波はこない、地震もこない、事故は起こらない・・・そうなのでしょうか。

福島と、再稼働された大飯原発は同じ国なんだろうか、野田総理は本当にそのどちらもの首相なんだろうか。

“豊かで人間らしい暮らしを送るために”再稼働をする・・・と言ってたけど、豊かな暮らしってなんだろう、誰にとっての豊かな暮らし?、その感じ方もそれぞれちがうはずなのに。豊かなんてほど遠い、今も命を危険にさらしながら作業を続けている人、家を失い、故郷を失った人がいるのに。

先月の会見からずっとそんなことを考えて続けています。

 

国会事故調査委は原発事故は人災・・・と報告しました。

今日はあちこちのマスコミが報道するでしょうか。よく見聞きしたいと思います。それからまた来月、またこの番組を見たいと思います。

たまたま昨日は作業員の方たちがテーマでしたが、私は福島をもっと知りたいと思います。

毎月第1木曜に放映されるそうです。

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