はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

ショパンコンクール1次予選 牛田智大さん

2021年10月05日 | ショパンコンクール

2021/10/05

 

今日はリトミックに行ってきました。楽しんでもらえたようで、無事に終わってホッとしています。

 

さて、ショパンコンクールの続きです。牛田智大さんの演奏は帰ってきてから見ました。

2018年、第10回浜松国際ピアノコンクールのときに舞台の裏側をとらえたNHKの番組で牛田さんを印象深く見てました。小さい頃から可愛い天才少年としてテレビに出ていた牛田さんが、浜松のときは成長した姿を見せていました。

あの頃は恩師の中村紘子さんが亡くなられ、少し悩んでいた時期でもあったのかと思います。

話が逸れますが、牛田さんが2位になった浜松の大会では、務川慧悟さんが5位になっているんです。今年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで3位に輝いた務川さんです。

さて、牛田さんは浜松コンクールから3年ぶりに姿を拝見しました。

牛田さんが登場すると、まだ小さい頃の可愛らしさ、優しさの雰囲気を残したまま、さらに大人になって安定した印象を受けました。でも1999年生まれですから、まだ21歳。(もうすぐ22歳)早くから活躍していた方なんだなあと改めて思います。

牛田さん、ピアノはYAMAHAでしたね。

ノクターン第8番 op.27-2

エチュード変イ長調 op.10-10   op.10-12(革命)

幻想曲ヘ短調 op.49

安定した演奏で、もうコンサートを聴いているかのようでした。

最初のノクターンの音色も美しく感動しました。革命のエチュードはお手本のような演奏。激しさと緊迫感の出ている演奏でした。幻想曲は成熟した感じを受けました。

 

 

日本人演奏者はみんな素晴らしくて、聴くたびに感心、日本人が上位独占するのではないかしらと期待しています。

海外勢もきっと素晴らしい人がいると思うのですが、まだ時間が足りなくて聴けていないのです。87人も出場者がいるのですから。

今夜は日本人演奏者はいません。10月6日、18:00から古海行子さんの演奏です。

 

ピティナ広報部note 1次予選2日目の報告

https://note.com/ptna_chopin/n/nf38ea93255c6?magazine_key=mc7741e25c6e4

角野さんのサインをもらう国立ショパン研究所の女性とか、小林愛実さんの肩に手を回す反田さんとか楽しい報告です。

 

牛田さんのインタビュー ショパンに対する気持ち

https://note.com/ptna_chopin/n/n57b6dd477b43

 

 

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ショパンコンクール1次予選 日本人演奏者の感想

2021年10月05日 | ショパンコンクール

2021/10/05

 

昨日夕方からのLIVEの感想です。

 

進藤実優さん

ノクターン ハ短調 Op.48-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、嬰ト短調 Op.25-6
バラード第3番 変イ長調 Op.47

本当にきれいな演奏でした。ピティナ全国大会のときよりも、いっそう進化しているように感じました。まだ19歳の華奢な女の子にどんな力が隠されているのだろうという思いで、見ていました。

 

 

反田恭平さん

ノクターン ロ長調 Op.62-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、ロ短調 Op.25-10
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31

最初の数秒間でもう泣きそうになりました・・。美しい音。どうやったらああいう音が出るのでしょう。

ネコが鍵盤を踏んでも音の出るピアノですが、どのくらいの速さで指を下ろして、どのくらいの強さで鍵盤を打つとああいう音になるのか・・・。

モスクワ音楽院に入った時に、まず弱音の出し方を練習させられたと言っていましたね。弱音だけれど、きちんと聞こえる。弱すぎると音が出ない、聴こえない、となってしまうので、その練習をしたとおっしゃっていましたね。

ノクターン ロ長調 Op.62-1は弾き終わったときに、私は深い満足感に包まれて、ため息が出ました。

スケルツォは瞑想に導かれるような、いろいろな思いが浮かび上がってくるような、本当に美しい演奏でした。観客でスタオベをしている人いましたね。

 

 

角野隼斗さん

ノクターン ハ短調 Op.48-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、ロ短調 Op.25-10
スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20

19時30分からの予定と出ていましたが、前の人が終わったらインターミッションが入り、20時過ぎになりましたね。

今回もドキドキしてしまったのですが、それも最初のうちだけでした。ノクターン13番の深く沈む低音の存在感。激しさと悲しさ表現の幅が素晴らしいと思いました。

角野さんの音は明瞭でどんな音でもはっきり聴こえる。速いパッセージでも欠けてしまう音がないんですね。角野さんは よく音が響きます。反田さんとはまた、音の印象が違いますね。

スケルツォはすごい集中力を感じて引き込まれました。

サントリーホールのピアソラ・コンサートのときにも感じたのですが、何か会場中が引き込まれて静まり返ってしまうような感じです。

角野さんはテクニック的には、すごくうまい人で安心して見ていられます。たぶん世界でも屈指の速弾き、指のよくまわる人だと思います。速いパッセージでも危なげがないんですね。

 

 

私としては、もうみんなファイナルに行ける、と思ってしまうのですが、審査員はどう評価するのでしょうか。

 

牛田智大さんは日付が変わって午前零時半からの演奏ですが、まだ見ていません。牛田さんも注目です。

これから出かけなくてはいけないので、ここまででアップします。

 

 

ピティナ広報部さんのnote。演奏動画、インタビュー動画も載せてくださってありがたいです。

https://note.com/ptna_chopin/n/n6ae65ec1de40

 

 

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