2021/10/07
上野の森美術館で開催中の『蜷川実花展 ―虚構と現実の間にー』に行ってきました。
姪の家族が展覧会で撮った写真を見て、なんと鮮やかなんだろう!とびっくり。
蜷川実花さんらしいなあと思って、1度は行きたかったのです。
会場は一部(肖像)を除いて撮影はOK、これはうれしいです。ブログで紹介するにしても、たくさんの言葉を使うより、写真で一目瞭然ということはありますからね。
最初の部屋は花のパネル写真
写真のどこかにぼかしが入ってるなあ
花は生き物、植物だけれども、贈り物として人をつなぐ意味がある。(正確な言葉を覚えていませんが、こんな意味のことが書いてありました)
あざやかな色彩に目を奪われます。
壁、床、すべてがカラフルな花の部屋
この色彩の洪水は蜷川さんらしい。
お父さまが病に倒れてから亡くなる頃までの写真。それと直接わかる写真ではないのに、伝わってきます。
モノトーンと淡い色彩。
カラフルな色彩を見た後でのこれらの写真は、「そうか、色鮮やかさというのは生命力の象徴だったんだ」と気づいたのです。
桜につつまれた部屋
私の写しかたがピンボケ、ではなくて、フィルターがかかった写真
人物写真の部屋は撮影禁止でした。女優など芸能人のポートレイトが多かったのですが、男の人の撮る写真とは、どこかが違うんです。
次のこの空間は圧巻でした。
天井には傘
赤い花
不思議な物であふれているコーナー
不思議な雰囲気・・・
木馬?・・・
この組み合わせ・・・
豪奢でもあるし退廃的な雰囲気もあるし・・
この部屋を見ていると、どうしても写真を撮りたくなります。
実際、この部屋に来た人はみんな写真を撮っていました。これらを背景に自分の写真を撮る人もいましたよ。
蜷川ワールド全開でしたね。女の人の世界だなあと思いました。男から見た女でなくて、きれいなものが好きな女の人の世界でしたね。
見終わって会場を出ても、幻想的な異世界にあてられて、ふわふわ感が残っていました。