はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

春風亭昇吉さんの落語会

2022年04月22日 | 落語
2022/04/22

昨夜はお江戸日本橋亭で行われた
落語会を聴いてきました。

お江戸日本橋亭はビル街の一角にある
80席くらいの小さな会場で
こういうところに寄席があったんですね。


(画像お借りしています)


トリは春風亭昇吉さん。



出し物は
三遊亭圓朝作 怪談牡丹灯篭
『お露新三郎』×音曲との共演。
音曲は桂小すみさん。


仕事先の所長さんが昇吉さんと
親しくなさっているので
チケットを手配していただいてご一緒しました。

昇吉さんは東大卒の落語家として
2007年の卒業時には東京大学総長賞を
受賞していらっしゃる方です。

昨年真打に昇進しましたが、なんと
安田講堂で「 真打昇進披露落語会」を
なさっていたのですね。

私はコロナ禍で当時落語に行くことも
頭に浮かばなかったのですが
知っていたら行きたかったですね。
安田講堂に一度は入ってみたかった(笑)


さて、出し物の『お露新三郎』ですが
音曲も含めて1時間を超える大作。

怪談とあって初めからどことなく不穏な
悲劇の感じを漂わせつつ、人物を演じ分けて
観客を最後まで惹きつけて、真打らしい実力を
見せてくれたなあと思います。

音曲の桂小すみさんもよく通るいい声で
三味線の音も情緒がありますね。

昇吉さんは日本舞踊を習っているので
しぐさ、形もよく決まってました。

1時間の話を頭に入れて
人物を演じ分けるという作業は
たくさんの練習が必要だったでしょうね。

怪談で陰鬱な話ですが
昇吉さんの根の明るさが
どこかに感じられました。



終演後に扉からちょっと顔をのぞかせた
昇吉さんと少しお話しできました。

開口一番
「この近くで羽生結弦展やってますよ。」
だったので、笑ってしまいました。

覚えていてくれたんですね。

しかも日本橋高島屋でやっていることまで
知っているなんて。
笑わせてくれるところは落語家さんらしい。

久しぶりの落語会でしたが大満足でした。



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