2024/05/28
近所に畑がなく
家庭菜園も作ったことがないので
野菜の最後はどうなるのか
考えたことはありませんでした。
前にも書いたことがありましたが
いつも行く図書館前に
植物を育てているプランターがあって
立派なブロッコリーがなっていました。
プランターでもよく育つものだなあと
感心しましたが
花が咲いてもずっとそのまま。
花が咲いちゃって、もう食べられない。
植えたのはいいけれど
世話をする人がいないのかと
思っていたのです。
先日、NHKワイルドライフの
「足元の小宇宙 純さんの身近な植物かんさつ帳」
を見て、なるほどこういうことだったと
思い当たりました。
下の花も図書館にあったのですが
何の花かわかりますか?
ニンジンです。
名前の札がついていたので
わかったのですけどね😊 。
ワイルドライフに出ていた
鈴木純さんの本を図書館で借りました。
テレビで見たキャベツの一生などが
この本にも書いてありました。
私たちが収穫して食べる野菜は
野菜の若いとき。
やわらかくて食べやすく
まだ花も咲かず、タネもできていません。
そういえば
ナスやキュウリを切ってみると
うすいタネが見えますね。
あのタネが実る前に収穫して
私たちの口に入ってしまうんですね。
そんな野菜を収穫しないで
最後まで育てるとどうなるか。
日頃食べている野菜の一生が
写真とともに載っていました。
図書館にあったプランターは
野菜の一生を見せてくれていたのですね。
そういえば、葉物野菜から咲く花は
黄色が多いことに気づきました。
ひとくくりにして菜の花といえそうです。
葉物野菜の多くはアブラナ科なのですね。
本来だったら、花を咲かせて
実を結んで枯れて一生を終えるはずが
若いときに命をいただいちゃって
いたんですね。
人の食料になる動物(家畜)や魚だけでなく
本来なら植物も子孫を残して
命を次世代につなげてから
一生を終えるはずです。
野菜の命も途中でいただいて
いるんだなあと思うと
申し訳ないような、ありがたいような。
本を読んで植物も興味深いなあと
思ったことでした。