2021/09/13
NHK放送博物館は虎ノ門界隈を散策していたときに、訪れた愛宕神社の隣りでした。
愛宕山に放送博物館があると聞いたことがありました。しかし都内で愛宕山とはどこだろうと思っていました。都内を歩くと、かなり起伏があります。この愛宕山は標高26mですが、丘ではなく山なんですね。
放送博物館は入場無料です。順路は3階からとのことで、まず3階のヒストリーゾーンにエレベーターで上がりました。
写真撮影不可の場所がほとんどでしたので、写真はあまりありません。
ラジオ放送開始から現在までの放送の歴史の展示です。
ラジオ放送の開始は1925年3月22日、芝浦の東京放送局仮放送所から、ラジオの第一声が流れました。そして7月に愛宕山で本放送が始まったので、愛宕山は“放送のふるさと”だそうです。
終戦の玉音放送の録音テープや「裕仁」と墨で署名された玉音放送原稿の展示もありました。
オリンピック中継は種目のルール、選手の名前などの原稿やメモの展示があって、アナウンサーは覚えておくことがたくさんあって準備が大変そうだなあと思いました。
最初のテレビ放送は1953年(昭和28年)。
分厚いブラウン管テレビや、初期の頃からのテレビカメラの展示があります。昔のテレビカメラは重さ450㎏と書いてあったかな。だんだん小さく軽くなっていくんですね。最近はハンディタイプですからね。
オリンピックコーナーでは映像が流れていました。北島康介選手の「チョー気持ちいい」と叫ぶ場面や、ソチの羽生選手のフリーの演技も流れていましたよ。
2階の愛宕山8Kシアターでは、暗い部屋の中に間隔をあけて椅子が並べられていました。先日のオリンピックの開会式シーンをやっていました。大きな画面で映像がきれいでしたね。
子ども番組のコーナーでは撮影OK。
ピタゴラスィッチのコーナー
ガラピコぷ~
懐かしのじゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリ。
これも懐かしい、ひょっこりひょうたん島
タッチパネルにふれて遊べるものもたくさんありましたが、このご時世、使用不可になっていたので残念ですね。
2階の放送体験スタジオは、ニュース、気象予報のキャスター体験ができるようです。バーチャル映像を体験できるのが楽しそうです。時間が決まっていて、まだ始まっていなかったので覗いただけでした。
この放送博物館は1956年に開設したそうで、建物はどことなく古めかしい感じです。ラジオ・テレビの歴史がわかって、なかなかよかったです。
ああ、こんな番組があったなあと思い出したり。ラジオ・テレビは、もう生活と切り離せませんね。
https://www.nhk.or.jp/museum/index.html