はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

角野隼斗さん「Reimagine」サントリーホール

2023年02月28日 | コンサート
2023/02/28


今日は春を思わせる暖かい日に
なっています。


さて、26日に行ってきた
サントリーホールの角野隼斗さんのコンサート。





冒頭のバッハのインベンション1番が
流れたときに、まるで
人が会話しているように感じられたのです。

右手が
(あのね これこれ こんなことがあって‥‥)
と語りだして、左手が
(そう それでどうなったの‥‥)
と受けて答えます。

そんなふうに感じるのも不思議だなと
思いながら聴きましたが
ほんとうに音の対話でしたね。


そして背後のアップライトピアノに行って
変奏が始まりました。

同じ1番の曲ですが
不思議なホワンとした和音になってました。
こんな和音づけもあるのだなと
新鮮な感じ。

2番目の「追憶」はまさしくに
思い出を呼び覚まされた時のような
懐かしい夢みるような響きでした。

あのアップライトは少しくぐもった
優しい響きなのですが
ちょっと空中の浮揚感もありますね。





第2部は超高速弾きのプログラムばかり。
音符の数がすごい。

カプースチンの8つの演奏会用エチュードも
聴き慣れてきましたよ。

舞台に4本のランプを置いて
ランプの点灯によって
2進法で何曲目かを示すという方法。


私は昔、2進法は情報科学で習ったはずですが
考えても理解できず
今もさっぱり理解できていません。
(暗記に頼って単位は取れた😅





あれだけの曲を弾きこなした後の
アンコールは3曲。


ショパン:「華麗なる大円舞曲」
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第2番  第2楽章
3曲目は「アイ ガット リズム」


「アイ ガット リズム」は撮影OKでした。





圧倒的にすごいことをやっているのですが
重くなくて軽快感があるのですよ。

大変なはずのプログラムも
さりげない弾きっぷりが角野さんらしい。

大変さを見せないというのが
客に楽しんでもらいたいという
サービス精神の表われと見ました。



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