2023/04/03
坂本龍一さん死去のニュースを
目にして思わず
「あっ」と声が出てしまいました。
今年1月に
『新潮』に連載されていた坂本龍一氏の随筆
「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」
「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」
は熱心に読みました。
それ以来、遠くない将来、その日は来るだろうと
薄々感じていましたが
実際に知らされると
近親者が亡くなったかのような
ショックを受けました。
思えば
高橋幸宏さんが1月に亡くなられたとき
坂本さんはグレーに塗りつぶされたインスタを
投稿していました。
そのグレー一色の画面から
悲しみの大きさが伝わってきました。
3月4日には『題名のない音楽会』で
坂本作品を若い音楽家たちが演奏する回を
見たのでした。
そのときには言葉を寄せていましたね。
そして数日前
J-WAVEの「RADIO SAKAMOTO」を
You Tubeで聴いたのです。
大貫妙子さんがひとりで語られていて
今日は坂本さんから託されたものを
代読させていただきますと言って
番組を進行させていました。
曲の紹介と、その曲にまつわる思い出。
71歳は若いですが
ご自分でワーカホリックと言うくらい
働いてきた方なので
(ラストエンペラーでは
映画音楽作りに6日間連続徹夜したと‥)
凝縮した時間を生きられたのではないかと
思ったりします。
「芸術は長く、人生は短し」
ほんとうに作品は長く残ります。
これからも坂本作品は演奏され続けること
でしょう。
ご冥福をお祈りいたします。