2023/03/12
2022年3月の記事ですが
日経新聞コラム「がん社会を診る」に
東京大学の中川恵一特任教授が
「花粉症、がん死亡率半減」
と題して寄稿されていました。
・・・・・引用・・・・・
花粉症を発症していると
癌による死亡率が約半分になるという研究結果が
東大の研究グループから出されました。
論文のもとになった調査では、
群馬県に住む47~76歳の中高年のうち、
花粉症を持つ人と持たない人、
合わせて約9千人が対象になりました。
8年間の調査期間中に亡くなった748人の死因と
花粉症との関係を調べた結果です。
花粉症をもつ人では、膵臓がん、
大腸がん、脳腫瘍などの発症リスクが
大きく低下するという別の調査結果も出ています。
花粉症が、がんを防ぐ理由は十分には解明されていませんが、
アレルギー症状を持つ人はがんに対する「免疫監視機構」が
強化されている可能性があります。
私たちの体内では、
年齢とともに遺伝子に傷が積み重なり、
毎日たくさんのがん細胞が発生しています。
しかし、免疫細胞が常にがん細胞を監視し、
水際で殺してくれています。
花粉症患者の過敏な免疫はがん細胞にも敏感に反応し、
殺傷力が高まっているのかもしれません。
・・・・・・
私はひどい花粉症ですから
これを聞いて
「やった!」と思いました。
ですが、私の父も花粉症でしたが
大腸がんで亡くなっているんですよね…
この説、ほんとうでしょうかね。
花粉症の人は全くがんにかからない
というわけではない、ということかしら。
私はむしろアレルギーのある人は
寿命が短いんじゃないかと思っていたのです。
なぜかというと
花粉症はすごいストレスなんです。
ストレスは病気を引き起こす大きな原因と
思っています。
がんもストレスが関与すると思っています。
(それほど科学的根拠はありませんが)
花粉症でない人に比べて
こんなに鼻がつまったり、鼻水が出たり
目が痒かったり、体がだるかったりするのは
体に大きなストレスです。
こんなストレスを毎年受けていたら
なんでもない人に比べて
短命になるだろうなと思っていたくらいです。
知り合いでも、花粉症でない人のほうが
元気で体力ありそうな人が多かったですよ。
「花粉症患者の過敏な免疫はがん細胞にも敏感に反応し、
殺傷力が高まっているのかもしれない」
というのが
ほんとうだったらいいなあと思いますけどね。