2019/11/02
マラソン、競歩の札幌案が出てきたとき、私は「いいアイディア!」と思いましたよ。
これで選手の暑さ対策ができる。札幌でやるとは、いいこと思いついたなあ、の気持ちでした。
そうしたら、東京では札幌開催に反対する人が多かったのですって。
この気持ちがちょっとわからない。
都民は東京で暮らして、その暑さをわかっているでしょうに。
本当に東京はコンクリート、アスファルトが多いせいか、すごく暑いのです。30分も外を歩いたら熱中症になってしまいそう。私は夏に外を歩いているとき、外仕事の人、工事現場の人や交通整理の人を見ると、ほんとうに心からご苦労様、気をつけてと思います。
8月の東京を42.195㎞も全速力で走るなんて、いくら鍛えた選手と言っても無理…命にかかわるのではないか。
確かに、時間もお金もエネルギーも使って東京都は暑さ対策をしてきたでしょうが、アスファルトを変えたり、木陰を作ったりしても、たいして効果はないと思うの。かかわった方たちはご苦労様という気持ちですが。
私は東京オリンピックのボランティアをしたいと、「おもてなし語学ボランティアガイド」の研修を受けてバッジもいただいたけれど、ボランティアに申し込む時点に迷って、結局申し込みませんでした。
理由はこの暑さ。私の体力では無理そう、かえってご迷惑をかけてしまってはいけないと思ったからです。
アスリートファーストなら札幌がベストと思います。札幌も暑いという人がいるけれど、やっぱり東京より涼しいと思いますよ。
小池さんも本当のところは札幌OKだと思うけれど、今までやってきた経緯から反対の交渉だけはした、あれは都民へのパフォーマンスだと私は見ているのだけれど。
もちろん、本当のところはわかりませんが。
IOCは強大な権力で、上から命令するような形で相談もなしに開催地を変えたから、ちょっと物申してもいいと思います。だいたいが8月開催はアメリカのフットボールや大リーグのシーズンに重ならないようにアメリカファーストにしたのですから。
オリンピックはかくも政治的な催し、誰かがマネーファーストと言っていたけれど。
8月開催大丈夫かなあと、みんなで話していたし、ずっと心配していましたよ。
東京が整備をしてきたことは、無駄にならないと思います。これからも都民は暑い東京で暮らしていくのだから。たった2週間のオリンピックではなく、ずっと暮らしていく人々が夏を涼しく暮らしていけるように、その整備が活用されたらありがたい。