涸沼の広浦公園は、バンガローやキャンンプサイトなどのある施設で夏休みなどはハゼ釣りやバーベキューで賑わいますが、この時期は日曜日でも人影はほとんどありません。
いまあちこちで見かけるヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)が咲いていました。昼間に咲くのでこの名前が付いています。
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私たちが月見草と普段言っているのは、黄色い花のオオマツヨイクサ(大待宵草)のことが多く、花は夕方咲き始めるのは同じでも、月見草という名前の植物は、色は白色、翌朝のしぼむ頃には薄いピンク色になると載っています。この他にもマツヨイクサ、コマツヨイクサなどすべて同じアカバナ科マツヨイクサ属の仲間です。
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さてこのヒルザキツキミソウも北米原産の帰化植物、観賞用に輸入栽培されたものが野生化しました。面白いのは、花弁中央からせり出している雌蕊、完全に十字の形をしています。
この花に良く似たやはり帰化植物、アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)は、形はそっくり、ただ雌蕊は十字でなくて4つに分かれているのがちょっと違います。