
ここ数日、新コロナウイルスの感染増加が抑えられてきた兆しがやっと見えてきました。
まだ油断はなりませんが、いつもの散歩道や狭庭の新緑にも少し光が差してきた?ような気もします。

雑木林などどこでも見られるチゴユリ(稚児百合)ですが、近づいてみると稚児さんのようにかわいいという命名通りの花です。

フランスギクはヨーロッパ原産、観賞用に渡来したものが今は全国で野生化し、北海道では特定外来種に指定されています。園芸種のマーガレットとよく混同されますが、葉の形などで区別できます。

キンポウゲ科のウマノアシガタ(馬の足形)、葉の形が馬の蹄に似ているのが命名由来ですが、もっぱら似ていないという評判です。八重咲きのものがキンポウゲというそうです。

オドリコソウ(踊子草)はヒメオドリコソウとともに道端にある雑草ですが、その群落を人のあまり入らない野原で見つけました。シソ科オドリコソウ属、手に扇を持ち笠をかぶって踊る花の様子から命名されました。

新芽の鮮やかな赤色で垣根などに人気のベニカナメモチ(紅要黐)の花、アップで見ると白い端正な五弁花がきれいです。

満開のナニワイバラ(難波茨)、江戸時代に難波商人によって持ち込まれたという原種に近い一重の薔薇は、枝の伸びる勢いがとても強く、年に何度も剪定を強いられます。

チョウジソウ(丁字草)は、横から見ると「丁」の字に見えるから名が付いたといわれます。ほぼ日本全国に自生していましたが、現在絶滅が危惧されているそうなので、これは園芸種かもしれません。

クジャクシダ(孔雀羊歯)は本州以北に自生するホウライシダ属で、孔雀が羽を広げたような形をしていることから名前が付きました。観葉植物のアジアンタムも同属で、感じがよく似ています。


エビネラン(海老根蘭) 何も手を出さないのがいいのか、樹の下で増殖しています。
上がタカネエビネ(高嶺海老根)、下が原種のジエビネ(地海老根)です。

20数年前に鉢植えで購入したシャクナゲ(石楠花)を地植えにしたところ、すでに3m超える大きさになりました。

タンポポの綿毛に生まれたばかりのバッタ、まるで羽根布団の中でくつろいでいるようです。早くこんな平穏な世界に戻れますように…