飯豊町ブドウ沢から飯豊山へ
飯豊連峰は福島&山形&新潟の三県に跨がる…飯豊本山は一等三角点もあって名実共に飯豊連峰の盟主…本山へ至る登山道はいくつもあり…どれも長丁場…数年前豪雨災害後で登山口まで行くことができず…再挑戦である…台風が心配だったが…吉克天気予報は晴天&無風…嵐の前の静けさか
今回、暑さを少しでも避けるため標高の高い🍇ブドウ沢登山口830mから登ることにした…
飯豊山は修験道・信仰の山として古くから崇められてきた…面白いのは、明治期の廃藩置県で飯豊山付近が新潟県に編入されたが、飯豊山神社は一ノ木・麓宮と頂上・奥宮で一宮(最初の神社~最後までの神社)であるとする福島県側の猛烈な反対運動により、参道にあたる登山道や山頂を再び福島県にすることで決着…そのため、福島県の県境はいびつな形…ニョロニョロになっている…一度に三県を歩ける道もあり面白い…両側の山形&新潟は関東森林管理局と東北森林管理局の国有林🌳である…
飯豊山神社奥宮⛩の社殿内は撮影禁止2礼2拍手1礼…御札を授かり一安心
イイデリンドウミヤマリンドウ
飯豊山の高山植物は約170種…種類は少ないが、個体数は多い…分布上注目される特産植物はイイデリンドウである…
管理者の親切な花名板🌸…比較するとイイデリンドウはミヤマリンドウとはいろんな部分が違う…ミヤマリンドウの副片は平開…イイデリンドウ・飯豊竜胆…絶滅危惧種だ
飯豊町側ブドウ沢登山口🍇出陣…最上義光公之像 30㎜で通行止めかい…ありゃー豪雨になったら大変じゃ~巨大なブナ林🌳感動~ブドウ沢口分岐標識…当初、ある程度の藪漕ぎは覚悟していたが運が良く…笹狩りの後で快適な登山道であった…感謝
川入切合1022m…五段山1312m…五枚山1414mオ豊ノ池と牛ケ岩山の中間地点御前山1419m牛ヶ岩山1401.8m三等三角点「点名:牛ヶ岩山」△探す気力な~しここまではオオカメノキの実やノリウツギ、コメツツジが多かった…地蔵山1485.2m…二等三角点「点名:地蔵山」△探す気力な~し地蔵山分岐…ここまでは孤独だったが…地蔵山の頂上を通らない短絡コース分岐から一気に混雑蜜🐝になってきました…剣ヶ峰へ…怖い鎖場ではなかった…下山は慎重にね…ありがと~剣ヶ峰1531m三国岳1644m…三国小屋…眺望…親切な梯子…七森山1719m…種蒔山1791m…三等三角点「点名:種時」△探す気力な~し…幻想的…
草履塚1908m…姥権現1782m…ハクサンボウフウ…タカネマツムシソウ彩る…おー面白そう~🦖恐竜の背中みたい🦕…姥権現昔話…ある女性が女人禁制の霊山・飯豊山にどうしても登りたいために、精進潔斎の苦行を済ませ登ったが、途中まで来て疲れたと言って一休みしたら石と化した…そして姥権現として祀られようになった…また、飯豊詣でにでた息子の帰りが遅いのを心配した母親が、女人禁制を破り飯豊山に登ってたら、山の神は怒り狂い、母親は石にされた…などなど諸説あるようだ
飯豊山南峰飯豊山神社奥宮2012m飯豊本山へ…
飯豊山2105m
一等三角点「点名:飯豊山」参拝
⛺飯豊山・切合小屋
切合小屋泊…台風予想でキャンセルが多かったらしいが…混雑していた…一畳スペースで寝れただけでも良かった…暑さで多少の疲労はあったが…名物のカレーライスと…900円缶ビールで元気を取り戻す…一人3杯くらいのおかわり可能※混雑状況による…で…3杯…中辛で美味かった…19:00消灯…ちなみに寝袋や枕&マット持ってきて良かった…1泊2食8,000円米3合持参の場合は1,000円安くなる…寝室からの朝焼け…5時の朝飯は🥚ナマ卵かけご飯・味噌汁・漬物・海苔・ふりかけ…おかわり朝日連峰を眺めながらの朝食は超贅沢…水場冷たくない…⛺テント場10張ほど…
10/9に小屋閉めとなり…以降は避難小屋となる…明るく気さくな3人の管理人さん日々の業務お疲れ様です小屋やトイレの維持管理の協力のため…飯豊連峰の手拭いを買う1,200円…小屋からの朝焼け…
✿飯豊山・出会った主な花たち
登山道に次々と咲き乱れていたタカネマツムシソウ基本種と比べると茎の高さは低く長い柄の根出葉がある…癒されたタカネマツムシソウ✿
ミヤマシャジン…イワイチョウ…岩銀杏…イワカガミの花散った後…ハクサンオミナエシ…ミヤマコゴメグサ群落…ミヤマコゴメグサ…ミヤマクルマバナ…オニシオガマ...ヨツバシオガマ…キタヨツバシオガマ…ニッコウキスゲ群落…ニッコウキスゲ…カンチコウゾリナ…ツリガネニンジン…チシマギキョウ…白いイワギキョウ…オヤマノエンドウ…コバキボウシ…ナンブタカネアザミ…センジュガンピ…モミジカラマツ…ミヤマトリカブト…アカマダラ…でかヤマナメクジ…🐻ツキノワグマの糞💩…
🚾飯豊山のトイレ ※小屋によっては違う
避難小屋の別棟に綺麗なバイオトイレ🚻…使用料は100円…🚾トイレは洋式+和式=4つ…簡易水洗のバイオトイレだ…ピカピカに清掃🧹されて…手稲山登山口のトイレより綺麗だわ…微生物活動を最大限に引き出すには、おがくずを保温にする必要があるためソーラーパネルが備え付けられていた…飯豊山便所向上委員会💩に感謝
台風来るかもで…寄り道せずに…帰路も同じルートを辿った…
登りブドウ沢登山口6:00→11:15切合小屋→13:10飯豊本山→切合小屋15:00(ソロ同士情報交換&ビール&カレー&19:00就寝)…下山4:00起床→5:00朝食→🚾💩→6:00出発→ブドウ沢登山口10:15(休憩含む)
いつか飯豊山荘から石転び沢出合を経て北股岳や大日岳を目指したい・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます