山歩人・吉克の山楽日記

北海道の“山”を中心にオールシーズン山歩(散歩)する・・・単独登山多し、山をテーマに限定した時々気まぐれ日記です!

道内初の測量・・・ちゅうけいさん!伊能忠敬測量開始記念公園

2021年05月11日 | 🗻山の勉強

伊能忠敬北海道測量開始記念公園

カヌーで道内上陸江戸時代の測量家・伊能忠敬(1745~1818年)は、1800年(寛政12年)第1次測量で蝦夷地を訪れた際、北海道福島町吉岡に上陸、道内で初めて測量を行ったこの銅像は福島町吉岡の国道沿いにある。伊能忠敬北海道測量開始記念公園として整備された福島町から道内測量が開始されたことはあまり知られていない腰の曲がった爺さんの像という方もいるが、真剣に測量調査している銅像である伊能忠敬は、正確な地図を作ったことは有名だが、名前は「ただたか」より「ちゅうけいさん」とも呼ばれ親しまれていた。忠敬は、千葉県九十九里町で生まれたが、結婚して千葉県香取市の造り酒屋に婿養子に。地域の飢饉を乗り越え、農民を救いながら家業を発展。指導者として成功し幕府の役人から刀を持つことを許された。そして商売を長男にまかせ50歳になった隠居後に、自分が本当にやりたいことをやろうと江戸に出て、忠敬の師として知られる高橋至時(よしとき)という20歳も若い先生に天文学(暦学・星学)と測量学を学ぶ。猛勉強の末、金星の南中日時や日食月食の日時を割り出すなど、学問でも輝きを放つ。至時と忠敬は、地球の正しい大きさを知るために、緯度1度の長さを測る測量に出かけた。56歳で蝦夷地に向かい、以後は列島各地を測量。この結果できあがったのが、あの日本全図である。忠敬は、20年間近く日本各地を歩き続けその距離は、地球を一回りする以上にもなった1818年に亡くなった、測量の結果は弟子たちの協力で、1821年に大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)という名の日本全図として完成させた。伊能忠敬を主人公とした小説家・劇作家の井上ひさしの長編歴史小説も面白かったな。忠敬の銅像は富岡八幡宮(東京)や九十九里町(千葉)にもある・・・


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