5/21世界最高峰エベレスト(8848m)の登頂を目指していた登山家・栗城史多氏(35)が亡くなった。北海道道南の今金町の出身である。エベレスト登頂を断念し下山する途中で死亡した。死因は低体温症。正直、自殺したのではないかと思った。あまり好きな登山家ではないが、SNSを利用した新しい登山スタイルの登山家だった。インターネット生中継登山など。FBもよく見ていた。SNSでは彼の挑戦には、「無謀な登山家」や「表現者」とか、講演活動等も含め「夢と勇気をもらった」などたくさんの支持者らが集まる一方で、批判も多く集まっている。賛否両論の多い登山家といえる。しかし、中山峠から小樽市の銭函まで1週間の雪山年越しの縦走や、北米デナリを皮切りに6大陸の最高峰の制覇。単独無酸素登山・・・。なかなか真似のできるものではないエベレスト登頂に8度挑戦したが、いずれも失敗に終わってしまった。4度目の挑戦では、両手、両足、鼻が重度の凍傷に、右手親指以外の両手9本の指の先を失う困難に直面しながらも、エベレストの頂を目指している。
【今金町ふるさと応援大使で昨年6月に自治制施行120年事業として美利河丸山登山会に参加】彼は、道内外市町村の小中高、青年会、PTA、まちづくり団体、有志の会など年間80回もの講演活動しながら登山をよくこなしていたものだと思う
厳しい挑戦を続ける意味について「苦しみと喜びは表裏一体。苦しみがなければ達成しても喜びがない」と、夢をかなえる方法としては「夢を1日10回言葉にすること」と言っている。
「夢や目標は生きる源。自分の夢も他人の夢も否定しないでほしい」「無力と微力は違う」「夢は必ずイメージしないとだめ、誰もやらないことを誰が一番先にやるかが大事。子どもたちに失敗恐れずどんどん挑戦させて」「一番苦しかったのは『おまえにはできない』という否定の壁」「大人も子供も夢を持って、否定しないで応援し合える世界に」
・・・など登山の経験を通じて、目標や夢に向かって挑戦し続ける大切さを若者らに訴えつづけてきた・・・
まだまだ講演活動などで夢をテーマに語っていただきたかったが、いまはただご冥福をお祈りするだけ。
栗城史多=1982年(昭57)6月9日生まれ、北海道出身。自分をふった女性が登山好きだったことから、2002年に札幌国際大の山岳部入部。次第に山の魅力に取りつかれ、北米最高峰のデナリを皮切りに、6大陸の最高峰に登頂成功。全国で講演活動をしながら、エベレスト制覇を目指していた。
【お別れ会】6月17日午後2時から札幌市中央区北4西6のホテルポールスター札幌。活動歴を紹介するビデオ上映やパネル展示なども行う。問い合わせは、今金町まちづくり推進課。
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