野草散策でみつけたワンピース

散歩や旅行等イベントで見掛けた野草。彼等の生き様で気付きと戯言

北海道からのスズラン

2012-05-26 23:50:34 | 日記・エッセイ・コラム・植物

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2012年5月21日7時32分

金環日食。子供の頃有ったそうだから2度目?

写真は、家内が友人携帯に頂いたもの、私は撮れなかったが、写真とほぼ同じものを肉眼で見た。観察グラスは持っていたが、数段見やすい。TVで再三見るな!と言われたが、””なんとワイルドなぁ” 子供の頃は下敷きで長時間見ていた覚えもある。網膜にもう治らない傷ができているのは、素の所為かなぁ…)

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電話が有ったのはその翌朝だった。

新十津川の幼馴染から「庭に出てきたスズラン送った、其方に着く頃咲くだろう!24日着だ」。とても丁寧に、乾燥しない様梱包されたもので、開くと伝言通り。今は左の様な状態、何とも言えない微かな香りがとても良い。室温が高いせいか早く育つ様だ。育て方は分らないが、来年も咲かせたい!

Hokk2011_0817_122913_5スズランで思い出すのは、留萌本線の恵比島駅。 かってのNHKドラマ”すずらん”のロケ舞台になった所、私は小学校2年から1年ちょっと此処に住んでいた。 当時の小学校は2学年一緒の二部構成だった、今はその小学校も廃校で”どんぐりの歌”と言う碑が建っている。私は留萌へ転校したが、従姉妹や当時の仲間達が作ったものだ聞いた。 短い間だったが此処で生活はとても印象深く忘れられない土地の一つだ。 

あの恵比島駅も、今やこんな状態に。

村おこしの為だろうが……駅名をドラマの駅名だった”明日萌駅”に変えてしまっている。何と軽薄な事をするのだろうか、恵比島の名前も由来も大事にすべきだ!同様にホタルも利用し観光に利用して様だ。ウィキで、”生息しないゲンジボタルを離して”と酷評されていたのを眼にした事がある。 ただ恵比島の名誉の為に言うが ゲンジホタルかどうかは別にして、私が住んでいた頃ホタルは確実にいた。街から来た私には初めて経験だったが見かけて、とても感動した記憶がある。 此処での初めての冬、吹雪は名前は聞いた事があったが経験した事もなく、雪と風が強く少し収まるの皆で待っていた折に、誰かに”吹雪は好きなら、今出て帰れば?”と言われ、帰路に。あまりに風が強く呼吸ができない程で大変だった事を覚えている。

更に、とても印象深く忘れられないのは雪解けの季節。 変電所の先の橋を渡って川沿いに右へ向かうと、川に接した小高い山がある。足元に谷地蕗の黄色の花が川岸から山の麓まで点々と続き、その間を山からの雪解け水が勢いよく流れ、川に注ぐ。 山を見上げると木々の間から漏れる太陽の光がとても眩しく、雪解け水のしぶきが飛んで顔にかかる。 濡れる程ではないが何故がとても心地よく忘れ難い情景だった。 現地で大凡の位置はわかるが、川の流れや山の状態が変わったのか?今一つ特定できない。 本家のお爺ちゃんが、開拓で何頭も潰してしまった馬の供養に作った馬頭観音の公園とダルマは何処へ言ったんだろう?確か、小学校の正門前を走る留萌方面に向かう道路を挟み、反対側の奥にあったと思うが…今はヤブの中で跡形も見えない

もっとも印象深い所が、ケアする人はいなくなると自然に飲み込まれてしまう。それで良いのかもしれないが、生きてきた形跡すら見えなくなるのは何とも悲しいものだなぁ。 

同じ感動を、子供達が受ける努力を何処かでやらないと生きた証も大切な自然も残らない!

新十津川では、スズランの花が咲く頃に何かを植えるとか、農作業の起点を花で観ると聞く!なんと風雅な…何処かで大人が漏らした小さな言葉が、引き継がれた結果に違いない。会津の方では、山の雪形で観ると言うが、此れも素晴らしい

Jita2012_0526_153321これはユキノシタ、植えたものではなく自然に生えてきたもの。 3年前の草刈りできれいの刈られたしまったもの。 昨年葉が出ているのにきづいたが花をつけず、今年やっと花が咲いた

やっと会えたね。 今年も草刈りが始まる季節だが、注意して温存する様伝えたい。

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普済寺(新潟県村上市)で初めて見た野草、裏山利用の庭園も素晴らし

2012-05-13 15:36:42 | 旅行

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5月連休は新潟実家から角館の桜見物を考えたが、Naviベースで7時間弱を要する行程で、断念。代わりに塩引鮭で有名な村上市を訪問する事に…鮭の天日干しの風情や偶然入った帽子屋のご主人が親切な方で、店兼ご自宅の町屋作りを見せて頂いた。TVでは見た事があったが実物は初めて、苦労されている色んな事を初対面の私達にも教えて頂いた。食事は吉源と言う割烹で取る。ご主人で6代目となる歴史ある所でお任せコースを頂いた。高齢の義母を連れている事を話してあったので、ご配慮頂いた料理でとても満足。塩引き鮭は勿論だが、最後にお口直しと言って出された村上牛が最高だった。この店のご主人もまた、とても親切で”昨晩TVで見た普済寺”を訪ねると、其処まで案内して頂いた。…村上の方々は皆、とても親切、感謝!感謝!

写真は、普済寺の野草の写真!初めてお目に掛かるもので、順番に”岩八手(イワヤツデ)”、”大葉黄菫(オオバキスミレ)”、”白根葵(シラネアオイ)”、最後が裏山を利用した庭園風景。庭園も時期を選ぶととても風情があるものだと思う。年に何度か網代浜実家に来るので時間を見て是非、足を伸ばしたい所です。

2012_0502_144915驚いたのは、何気なく撮ったお寺の正面に有った”菊水紋”。ひょっとすると楠一党かなぁ。

私の田舎は、北海道の新十津川と言う所で菊水町とか”菊水”の言葉は良く聞いた言葉。改めて調べると移住元の奈良県十津川村は古事記、日本書紀にも出てくる位古い村で一貫した尊皇の住民で、高貴な人達の隠れ里みたいな所だった様だ。楠正勝のお墓もあるそうだから南朝ゆかりの人も多かったのかも。それで菊水の言葉が多いのかぁ…と、再認識。 菊水紋の縁で雨で出かける所に悩む連休でしたが、とても良い思いをさせて頂いた。帰りの境内の喫茶もお話好きのお姉さま方で、雑談も楽しかったですね(ご住職はもっとお話好き)。美人で、気の所為か京訛り?を感じさせる雰囲気でした。

更に、参道脇の水芭蕉の生えてる水路の脇で体を温めていたシマヘビが、帰りには参道の真ん中に堂々と横たわる。その傍を何事もなかった様に平然と通る地元の方やシマヘビ君の泰然自若な振る舞いに脱帽(^u^)(写真は驚く方もいるので割愛)。

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