7月は再び実家に滞在、合間に黒岳方面に出かける予定。長女が小学生低学年の頃連れて行った事がある。ロープウエイの終点でいきなりエゾリスが近くに来てて大喜びしていた思い出がある。近くの民間施設内にあった比較的大きなラベンダーの庭へお邪魔した:
今週の初めの撮影。斜面を利用した大きな庭で富良野ほどではないが
先んじて北海道気分?ミツバチやクマバチが飛来している。
施設内に立ち入るのでちゃんと断って入ったが、隣接のマンションから不審者の通報が時々あるとか…パトカー呼ばれたら洒落にならないもんね。近くで撮ったものが左だが今一つだったね。
帰りに寄った長池公園:
紫露草(ムラサキツユクサ)。
よく見る花だが、一輪だけ咲いていた。緑の中の何とも言えない青がとても好い。対極にあるような鮮やかな黄色の巴草(トモエソウ)も。梅雨を経て季節の色が青系から黄色に変わる気配かな。湿地帯に草連玉(クサレダマ)の蕾も見かける様になってきた。
この花は今月初めに多摩センターで見かけた巨大な蛍袋の様なもの。
名前が分からなかったが通称”風鈴草(フウリンソウ)”と言うらしい!
今年の蛍袋(ホタルブクロ)は白っぽく今一つだか、赤いのを見つけた
ちょっと赤すぎるかなぁ?野生ではないかもしれないね。北海道の実家に濃いブルーの蛍袋(ホタルブクロ)が咲く。今度の滞在で見られるかなぁ、咲いていたら次回にでも紹介したい!
2年前に実家の紫陽花を切りすぎて昨年は咲かなかったと妹に非難されたが今年は蕾を沢山つけているとお袋が電話で。雪で倒れたり、折れたり思い切って選定と言うより散髪したが成功した様だ(笑)。北海道の夏咲くアジサイもこれから楽しみかも。
散髪の帰りに家内と待合せ、多摩グリーンライブを覗いてきた!
この木は開花後、固い実をつけるそうだ。
実は落ちるのではなく自然火災で自分含め周りが焼けた後地面から芽を出すそうだ。
ブラシと言うが火の様に見えない事もない!水滴は火に注がれた水にも。
今年初めての桔梗。
やはりブルーに拘ってしまう
巷ではユリ系統がぼちぼち目立ち始めた季節。
何故か此処にないと思いきや…立ち入り禁止のエリアにカサブサンカが沢山見える!
まだ調整中と言う事かぁ
菊苦菜(キクニガナ)。
よく見ると雄しべと水の滴の関係でとてもいいね。
此れもブルー!ブルーベリーの未熟者。
雨より晴れが続いた方が良いのだろうねぇ、甘くなる。
明日晴れれば近くにラベンダー植えてある施設があって、この撮影にでも
…東京の丘陵地帯のラベンダー。北海道のとは種類が違うように見えるが。
ワールドカップ第 二戦は残念ながら引き分け、しかしコロンビアとの最終戦に望みを残す結果。結果はともあれできる最高のものを発揮してほしい!野草の方も偶然にも青が目立つ気がする。
野花菖蒲(ノハナショウブ)、園芸種の原種の花だそうだ。
この時期は家内の実家新発田市にある五十公野公園の”あやめ祭り”に出かけるのだが、
今年は予定の調整ができず行けそうもない!残念だなぁ。
季節に変わり目で野草も際立ったものが少ないと思いつつも、
次の花はいつもより多く出ている。
靫草(ウツボグサ)。立浪草系もそうだが何故かブルー系の花に眼が行ってしまう
、それも花弁が唇型のものに!あまり意識してなかったが自分の好みなのかも
…前回の投稿に引き続き、最終段階の野薊(ノアザミ)にもつい目が行ってしまう。
良いでしょ此れ(^^♪。茅(チガヤ)の綿毛を首にまとった野薊と前回の投稿でも
苦労した飛び立つ寸前の野薊の子供達。これも風を待ちたかったが家内と
待合せの時間もあり飛翔の瞬間は無理、
しかし風に引き出されながらつながってる種子達の姿が良い
…”今度の風で一緒に行こうぜ!”の雰囲気。
岡虎の尾(オカトラノオ)。
特に珍しい訳でもないのだが良い時期を撮り損ねる事が多い花。
丁度草刈りが始まる前の斜面に沢山自生していた。
此処にこんなに出てくるとはなぁ…近くの鶴見川源流地に沢山出ているのは
承知しているが何年も行った事がない。
*以降は今年初めて出会ったもの等蛇足で*
一瞬桑(クワ)の実かの思ったが楮(コウゾ)
の様だ!クワの実は子供頃食べたことがあるが
コウゾも食べられるのか
公園にアジサイと一緒に植えてあった
眩草(クララ)。
初めてのマメ科のもの。
字からすると頭痛とかの薬草かも?食べるとクラクラするからクララとか?ホントかなぁ。
この花の下記も終わりだなぁ
矢車菊(ヤグルマギク)。家内実家では裏の砂地でもよく育ち毎年でる。
WWF機関誌で紹介されたいた書籍”種子達の知恵”を読んでいる!と言っても通勤時間の無くなったものが構えて読むと ”会話がない” ”生返事” と非難される。其処で通勤を朝のお勤め(はばかり)置き換えての読書(笑)
…長時間居座るとクレームの元になるので留意。戯言は置き本題に:
この本の最初のページをめくると百合の木(ユリノキ)の話
この写真は東京不在時に奥様にお願いして撮って頂いた写真、丁寧に言って置かねばね(笑)。
真ん中が雌しべの集合体で外側が雄しべの様だが、今日様子見に出かけると
外側がすっかり取れて雌しべの部分だけ!種の元の状態になってる。
ユリノキは春と秋に花が咲く様に見えるとか…。
この種子の部分が茶色になるで注意してみていると二度楽しめる!
秋口になると縦に割れて各々2-3個種の入ったブーメランになる様だ
この秋風の強い時が楽しみだね。
種が片側に寄っているため回転しながら遠くへ運ばれる。
一方、同じ飛行でも次のは、野薊(ノアザミ)の花後
、盛んに種子の飛行隊を風に乗せていた!この撮影に2時間程かかった。
もう少し風が強ければ苦労しなかったのだが…意外とこの綿毛はしぶとい!
ちょっと絡んでいるだけでも中々飛ばない。手頃な風をちゃんと待ってる
拡大すると飛行隊になる一つ一つが結構美人なのも驚きだね。
ごく小さいものも拡大してみるのも興味が出てきますね。
この綿毛タイプの方がブーメランタイプより遠くへ飛ぶ様な気もするが、
きっと長所・短所があるんだろうね。
種子が小さい分だけ地に着いてから自分で生きてゆく余力が小さいのかも、
その分遠くへ沢山飛ばす戦略かな。
確かに素晴らしいなぁ。動けない植物の種子の工夫は!
蛇足で 多分枇杷の花だろうと思っていたが実をみないと分からなかった
その確認ができた!ちゃんと枇杷がなってる。どうしてこんな所にあるのか
5月25日浜益から帰って来た総進の六郎から電話。
水芭蕉と不明の花があり見に行かないかと…30分後出発:
徳富川を遡る形で只管、海へ。徳富ダムの流域をそれて進むと
小さな河川が幾つか見え両脇に山の斜面が迫る様になる。
この当たりの川の名前はシンプルに1番から始まるそうだ!斜面の至る所に
蝦夷立金花(エゾリュウキンカ)の黄色が目につく。五番川流域で出迎えてくれたのは
この写真の雰囲気。雪解けの頃は、一面残雪と水で覆われていたと思われる。
やっと水芭蕉(ミズバショウ)の群生に出会う事ができた。
水は極めて澄んでいる。水の流れる落とした聞こえないとても静かな所。
飲めそうだが、キタキツネもいるだろうから残念ながら飲むのは危ないね。
六郎は残雪のある下流へ、私は上流と離れてしまった。
連絡とろうとしても全く電波受診できず、ちょっと危ない様相。
幸い道路に面しているので何かあれば川を渡って道路に出ればいいやと…。
水に写る水芭蕉もとても良い!
以前の丸加山高原・裏では全く見られなかったが、此処では沢山出ている。
座禅草も出ているが、圧倒的に水芭蕉の方が多い様だ。蝦夷立金花に負けずに
川の中にまで出ている。内地の水芭蕉の通称を”ヘビノマクラ”と説明しているが
我々の子供時代の記憶では座禅草の方をヘビノマクラを指して言っていた気がする。
同じ場所に生育するからヘビノマクラには白と茶があると思っていたかも?
果たしてどちらが正解か。
不明の花の正体は錨草(イカリソウ)だった。 最初に六郎の奥様が見つけたそうだ!
さすが女性は目敏い。道路の法面に生えて居た、全体をみると笹を大きく刈り取った後が
残っている、その御蔭で陽が当たる様になり出て来たのかも知れないね!
野生のものは初めだ。風が強く背景が流れているので少し見難いかも。
雰囲気が良いのでおまけに掲載。左に別の錨草を撮ってる六郎が。
法面に寝転んで撮った為調整できず…双方クリアにした方が良かったかな?
旭川北邦野草園の公園センターの前で展示していた深山苧環の鉢を見ていたら
公園職員から”写真を撮らせてください!”と。
それも後ろから…正面からでは絵にならないかぁと六郎と苦笑いした事を思い出す。
ぼかして正解なんだわ(笑)
まだ咲き始めの何菜の花畑の様子を見に連れて行って頂いた!
気候の所為で昨年より生育状況はあまり良くないとの事だったが…
撮影日は5月22日、田植えも終盤を迎える頃。菜の花畑なのか他の畑作土壌整備なのかか…ゆるく長い傾斜の坂をトラクターがゆっくり上って行く。この道の右側が菜の花畑!広い畑の向こう側にトラクターの類が見え隠れする。呑気に写真なんか撮ってんじゃねぇよ!と言われそうな気もする。大きな菜の花畑農家に頼み込んで撮影を許可して貰ったが嫌な顔一つせずOKを、かって水田もこの斜面で手掛けたが水利の関係で経済的ではなく止めた!等気さくに話してくれる程。
別の場所では農家の裏に見えるリンゴか何かの木の前面にある菜の花も対比も趣がある。
JR北海道の車内誌で紹介されていた場所。総進の六郎に話した所、行ってみる事に。
行ってみて驚いたが学生時代遠足で出かけた事がある嵐山!
丁度オサラッペ川と石狩川の交流地点にある山でアイヌの古い遺跡があった所だった。
撮影は5月20日、初めてのお目見えの白根葵(シラネアオイ)の群生の
お出迎えには驚いた、公園センターから少し上った正面にある。
後で気づいたが公園センターの後方にもある。
それが左の写真。
蜜蜂と一緒に!止まる寸前のホバリング状態!
影も映ってる(^^♪。
最近、蜜蜂もあまり見掛けなくなった。
此処は初めて出会った野草も多い。
野草以外ではとても印象的なのは
…大木に絡まる山葡萄の蔓
直径20cm位ある。此処まで大きく
成るには百年単位の時間を要したろう。撮影しておくべきだった。
以降、<何者か判明したものを中心に幾つか>:
黄花甘菜(キバナアマナ)。
白いアマナは知っているが
黄色のものは初めて
樺太大根草(カラフトダイコンソウ)。
狐の牡丹(キツネノボタン)かと思ったが…
初めて会った。
花も大振りだね。
連福草(レンプクソウ)。
これも初めて!
五輪花(ゴリンバナ)とも言うそうだ。
形から言うとこの方が覚えやすい。
地下茎に偶々福寿草に繋がっていたから
この名前がついたと言うが、ホントかなぁ。
これは一人静(ヒトリシズカ)
宝鐸草(ホウチャクソウ)。
ナルコユリかな?と思いきや
ホウチャクソウだった。ナルコユリ様なものも
調べるとオオアマドコロの様だ。
次回チャンスがあれば収めたいね
初めてのもの、調べるのに苦労したが
類葉牡丹(ルイヨウボタン)。
葉の部分が撮れてないので今一つ自信ないが…
全国に分布する様だが見た事ない!
葉の下で目立たない色であるので気づかなかったが
、一緒の六郎が気づいて”何だ、これ!”
菌類かと思ったがセンター展示室にも写真が。
奥蝦夷細辛(オクエゾサイシン)。
徳川の紋はこの仲間のフタバアオイの葉の形とか。
実物は初めて!
車葉草(クルマバソウ)。
残念ながら開花前、
今頃は咲いているだろうね。
黄華鬘(キケマン) 。
紫華鬘(ムラサキケマン)はよく見かける、当然もう終わっているが、黄色のものは神代植物公園で植えられているものを今年初めて見た。
生えていた所がオサラッペ川沿いの岩場の崖っぷち。
最後は踊子草(オドリコソウ)。昔は東京でも自然に見かけられたものだが…
公園でも少ないかなぁ、逆に黄色の蔓踊子草を野草園で見かける。
総進の六郎からのお誘いで江部乙の山奥。未だ残雪があると思われる丸加山高原の丁度裏手にあたる沢に沿って水芭蕉(ミズバショウ)を探索に!
もう遅いと思われるが此処ならと:
水量が豊富で急流な谷川沿いに上流へ。残念ながら水芭蕉はなかった!代わりに蝦夷立金花(エゾリュウキンカ)が…北海道では谷地蕗(ヤチブキ)と言う。食用になるとの事だがほろ苦く好み次第。
水芭蕉の代わりに座禅草(ザゼンソウ)を下流域で見つけた。地域の環境差を考えると座禅草は水が少なくとも生き延びるが水芭蕉は根に常時水が浸かる程の十分な水分がないと生存できない?…昔は今場所に水芭蕉も生育していたに違いない。長い間の環境変化で水芭蕉は消えたのかも?
白い大きな花をつける大花延齢草(オオバナノエンレイソウ)は此処でも見かける。北海道ではあまり珍しくないのかも?
実家の裏にも咲く位だ!
中々見ない赤紫色の小さな花をつける延齢草(エンレイソウ)を見つけた。花が目立たないので見過ごす所だった。大花延齢草の様に群生もしないのかも。
平地ではさすがに終わっていると思われる片栗(カタクリ)が一輪だけ凛と…きれいな花だ!
この方とは初めて!
難波津(ナニワズ)。長野にあるオニシバリと同じ似たものが北海道にあるもの見て方言のナニワズと言ったのが名の由来とか?
富貴草(フッキソウ)。内地では珍しくないが野生のものを見るのは初めて。内地でも植えてあるもの以外見たことがない。
最初、絶滅危惧種のノウルシかと?喜んだが…猫の眼草(ネコノメソウ)。この状態ではなく実が横に割れて名前の通り猫の目そっくりになっているものしか見た事がない!東京でも生息地は少なくなっている気がする。
最後の締めくくりに
蝦夷山桜(エゾヤマザクラ)。
この写真は雲海探索で行った神威岳の丁度裏側。ピンネシリを正面に下る道路と除雪に備え路肩を示す標識のバランスに趣がある。4月に帰省し5月に再び帰省したのは母親に最低でも19年連れ添ってきた雄猫(チビ子)が大往生と脳ドック受診結果軽いアルツの為の薬の服用開始が重なり体調が悪く暫く同居する事に。手つかずだった生活環境の再整備(水回り、不要物の掃き、庭の手入れ等)…庭も放棄地ではなく庭に見る様に努力したつもり(笑)
身近にある野草の再認識で作業は大変だったが新たな感動もあった!
<実家の庭の花達>
水芭蕉(ミズバショウ)と同じ地域に発生する事が多い、座禅草(ザゼンソウ)。水芭蕉より水が少なくなっても育つ為か実家台所の下の水路沿いに出ていた。何故あるか?お袋に聞くと亡くなった伯父が、何処かから持ってきたとか。
ドラマ”風のガーデン”で有名になった蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)。あちこちに出る様で別に珍しいものでは無い由。この時期帰省したのでお目にかかれてラッキー、実家でも彼方此方に出てた。サフランが終わって代わりに君が登場した感じだね
お袋はオオイヌノフグリだというが何処か違う!
調べると同じ仲間の…
天狗鍬形(テングクワガタ)ではないかと!
人為選択で残す事に。
総進の六郎に連れて行って頂いた滝川の山奥谷旭川北邦野草園で群生するのを見た大花延齢草(オオバナノエンレイソウ)。北大の記章になってるので有名。座禅草がある側の奥に白いのがあるじゃないか!一度君を知ると直射日光を避ける場所に見かける、鉄道林の中とかに。
黒百合(クロユリ)、これも実家滞在中に開花。君が此処にあること自体心配になるが、六郎に聞くと群生地で販売されているらしい。何処かで商業的に育てていると言う事か。
以前からあるものだが…
崑崙草(コンロンソウ)の様だ
この方も対滞在中に開花したもの。
その他名前の分からないものも多い。野菜は世話できないと言うので手間をかけずに楽しめる野草を交えたものにできるといいな。お袋も季節に応じて楽しめる、なんという花か思い出す努力するもの彼女の為になるかもね。
以下は、よく知られたものだが比較的珍しいものを…纏めて掲載します
白いライラック、同じく白のスイセン、房咲のチューリップ
最後はなんと言うツツジか?不明だが前庭にある変わった色のもの
毎日定時、お袋への電話:ボタンが咲き始めたと喜んでいた。
良かった良かった!