今年はどうも週末の散策がままならない…天候で有ったり、来客があったり。その内梅雨も上がったが、何故か霧雨模様。妻も同行すると言うので意を決して近場を散策した。特別な収穫はなかったが、ヤマユリが咲き始めていた。
今の時期の野草は、白い花が多い気がする。ヤマユリ以外でこの日見かけたものには、オカトラノオ、ヤブミョウガ、ギボウシ…皆白っぽい花だ。春は黄色に始まって、紫色、白、その内に雑多になって、暫く花を見かけるのが難しくなって梅雨のアジサイとかで紫に戻り、白が出出てくると夏になる?大まかな印象だが何か理由があるのかなぁ。 北海道あたりは微妙に違う気がするが、多摩地区は概ねこんな印象。
野生のものは兎に角大事にしたい!個人的には何も手を入れずにいて欲しい気がする。手を入れない事でなくなる事もあるが、それは眼に見えない作為も含めて影響ならしかたない。積極的手を入れる事によって保護しようとする事など人間の思い上がりではないだろうか。
厚岸の天然記念物のサンゴソウ(アッケシソウ)も、手を入れた事で瀕死の状態。塩を好まない雑草まで生えてしまっているので、復活するだろうか? この例も結果論で致し方ない部分もあるが、結局何もせず自然に任せる事が多様性を維持する最善の方法だったのでは?と、改めて考えさせられてしまう。