裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

グルーヴ

2007年11月08日 | ひとりごと・日記
昨夜のバンド練習でも感じたのですが、
自分自身があまり「乗っていない」時の方が、
寧ろ、バンド全体としては聴き易い演奏になっているようだ。

自分自身が乗ってる(気持ちE)状態の時は、
とかく自分の持ってる技術以上に無理をしたがる。

全部、自己中心・・・結果、走ったり遅れたり・・・
かえって皆の邪魔になっている。
(そのことさえ気づかないのが最大の問題だ。)

満足か?満足でないか?ってのは、
単純明快で、やはり自分が乗ってる時の方が満足なのですが、

・・・それはあくまで、自己満足でしかない。
いわゆるマスターベーション。

バンドってのは、共同作業。

チームでひとつの音楽を奏でようとしているのだから
全体を優先させるべきだし、
聞いてくれる人が気持ちよく感じなければ意味がない。

でも・・・何か物足りなさが残ってしまう。


時に、自己満足も必要だ。

自信を持つことで、強くなれることもある。
背伸びすることで、成長することもある。
そうでなければ、新しいことは生まれないような気もする。

商売ではないので、
どこかで聞いたことのあるような音楽を真似る必要はない。

アイデンティティを模索している
10代の青年のような矛盾だけど、
バンドは合わせ鏡のように、仲間を通して自分を
見つめる良い機会になってる気がする。

仕事でも、社会でも、集団の中で生きてる限り、
個人か? 全体か?
この矛盾を模索する意義は十分にあると思う。

結論めいたものがあるとするならば、
そこに思いやりがあるか?ないか?
・・・なのかもしれない。

相手に対しても、自分に対しても、周りに対しても・・・

「思いやり」互いに思い合う、高め合う気持ち?
(愛って言い換えてもいいかな?)によって、
リズムや間や空気を相手に合わせることで、
ひとりでは出せなかった更に楽しく、美しい乗り(グルーヴ感)が
生まれる瞬間をしばしば経験できるのもバンドの楽しさのひとつ。

ひとつひとつ、ひとりひとりには限界があるが、
力を合わせることによって達成できる喜び。

それはきっと自己満足で得られる喜びより大きくて強いのかも。

・・・なんて、それほどひと様に称えられ、驚いていただけるほどの
凄い音楽を演ってる訳でもないのだけれど・・・(笑)

自分が楽しむ為には、他人も楽しくなければいけない。
他人が楽しいからこそ、自分も楽しい。

つまり、そういうことなのかなァ~。

などと、バンド練習終わりの打ち上げの後、
焼肉で膨れた腹を抱えつつ・・・
寝る前に少しそんなことを考えておりました。