ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

「プロフェッショナル」をみて考えました

2006年02月23日 15時21分36秒 | Weblog
NHKの「プロジェクトⅩ」が終了して、「プロフェッショナル」という番組が始まりました。
「プロジェクトⅩ」はすばらしい番組でしたが、実話とはいえ過去の苦労話でした。

今回スタートした「プロフェッショナル」は現在進行形のドキュメンタリーであり、将来を「夢」みて仕事に取り組んでいる素晴らしい人たちがテーマなので見ごたえがあります。

以前紹介した、初回の軽井沢の星野温泉社長の星野氏はよかった。
好評だったので再放送されていましたよね。

あんなふうにリゾート施設や旅館を再生できたら素晴らしいことです。
聞いたところでは、彼の奥さんは日産自動車のカルロスゴーンさんの秘書とかいう事ですが、外資と提携して倒産した日本のリゾート施設を再建しています。

日本各地に閉鎖されたガソリンスタンドがたくさんありますが、誰か外資で買い上げて「再生」させるような偉大な人物はいないのでしょうか。
元売も閉鎖しておくくらいなら、有能な人に無料で貸しても少しは何とかなるだろうと思うけれども、放置したままです。閉鎖しておくにはもったいないような新しい給油施設が閉鎖して全国に散在しています。

なにか、活用する方法はないものでしょうか?

地下タンクを利用してステージを作り灯油配送のローリーの中継給油施設にしたらどうだろうか?
なんて考えていますが・・・

みんなで、閉鎖SSを何に使ったらビジネスになるか、考えましょう!
きっと何かアイデアがあるはずです。 
もしかしたら、ビジネスに結びつくかもしれません。

トラブル処理

2006年02月23日 09時47分59秒 | Weblog

 石油業界人の掲示板に消費者からのトラブル苦情が記載されていた。
オイルのキャップを閉め忘れたバイクのオイル漏れが原因の転倒事故の消費者からの苦情である。

企業としてはSS保険で処理しますと事務的に片付けようとしても、消費者はなかなか納得しない。ローコストオペレーションでアルバイトなどの素人を雇用してのトラブルは油外販売で発生しやすいトラブルです。

灯油でのトラブルはどんな事が予想されるでしょうか?

むかし、老人がポリ缶を持ってきて「ガソリンをください」と注文を受けて、持ち帰り、大騒ぎになった事があります。現在では灯油とガソリンの区別がつかないような社員はいないはずです。しかし、消費者にはどんな人がいるか想定も出来ません。ガソリンのポリ缶販売を絶対に避けるのは当然です。

ホームセンターが灯油を販売する場合、トラブル防止のためポリ缶のキャップは絶対に消費者自身に締めてもらうのが基本となっています。車の後部座席などに積んでこぼれたら責任を問われるからです。

一般SSでは、ポリ缶に給油してからキャップを閉めてあげて、さらに車のトランクや後部座席まで運んであげる事をサービスのように感じているスタッフもいますが、実はこのような行為は絶対に避けるべきでしょう。現に灯油が座席のシートにこぼれて損害賠償されたという事例は多いのです。

消費者にとってもそのようなリスクを承知の上で、さらに自分の車の燃料を使ってまで買いに行くのが店頭灯油です。「配達灯油」と「店頭灯油」にしかるべき価格差がある事は消費者自身がよく理解できています。

最近では、灯油値上がりのメディア報道などでも「店頭18L単位」での単価が報道されます。
「配送経費」は消費者にも完全に認められています。某ホームセンターの配送灯油の購入申込契約書は非常に勉強になりました。販売するチャンネルが違うと危険物ですし生活用エネルギーですから既存の石油販売業者とは少し違う見方もあるようです。

紺屋の白袴

2006年02月23日 07時13分53秒 | Weblog
 染め物屋の亭主ほど自分の袴(はかま)に色を染めずに着ていることをいいます。
医者の不養生なども同じ意味でしょうか。

最近では中核商品である「灯油販売手法」を忘れた業界経営者も多いようです。もちろん仕入れはできます。現在販売もしています。しかし、利益が出ると判ってはいてもどのようにして拡販するか、さらに採算化するには配送の省力化も課題です。

そんなジレンマもありますが、本業なのですからワンポイントアドバイスですぐにコツをつかめます・

油外不振

2006年02月23日 07時11分54秒 | Weblog
全国何処でも2月の石油業界は販売不振のようです。
資金的にも一番大変なのがいまの時期でしょうか、それでも今シーズンは灯油で潤った企業もありましたが、油外収益はほとんどが前年比を下回っているようです。不振の原因はガソリン価格が上がったという雰囲気だけで車に関する余計な支出を抑えようという消費者マインドが原因のようです。

SS業界では価格が上がれば、利益が出ていても追加運転資金は必要となるはずですから大変です。
話題は仕切り価格値上げや業転値下げに関する事ばかりで、前向きの話題が少ないのは寂しい限りです。
寒いのは、辛いけど、経営的には灯油がずっとこのまま売れ続けて欲しいとみんな思っています。

昨日のニュースで、いよいよブラジルからとうもろこしから作られるバイオエネルギーの輸入が国家プロジェクトとして検討開始されると報じていました。ガイアックスなどの先駆者もありましたが、いよいよ体制が整ったという事でしょうか。米国などではすでに通常のガソリンに20%ほど添加されているとの事です。