ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

今度は『陳情仕分け』、どうも「仕分け」が好きな民主党

2009年12月03日 05時08分26秒 | Weblog
不景気の中で曲がりなりにも会社を経営して、夢中で忙しく仕事をしていると、
金融情勢の厳しさについては痛いほど感じていても
雇用情勢に関する厳しさについては、言葉だけで実態を忘れています。

今更こんなことを書いたら現状認識の甘さを笑われてしまいそうですが、
雇用情勢の悪化は本当に深刻のようです。

友人と話して、
年金問題も受給金額が予定していたより少ないと嘆いています。
最近団塊の世代である同級生との話題に危機感と切迫感が感じられます。

退職金は予定額を下回り、年金も少ないから、何か仕事を見つけたい・
まだまだ、60歳なんて若いですよ。
しかし、働こうにも仕事がないという雇用情勢の厳しさに直面して、
改めて生活に感する危機を感じています。

「よう、須賀チャン久し振り、会社やってんだって?、アルバイトか何かないの・、年金もあるから給料安くてもいいよ」
最近、同級生から、こんな就活電話が増えています。

私だって同じですよ、そんな余裕はありません。
吹けば飛ぶような零細企業です。
いつ倒産するのか、わかったものではありません。
それにしても、よく考えれば、当社はお金も資産も無いけれど、
金融機関からの有利子負債もないわけです。
手形帳もないから支払い手形もありません。
これでは、いかにお金がなくても絶対に倒産しないというわけです。
まるで乾ききったエコ企業なのです。

最近の保険会社のテレビコマーシャルに
『企業を続けていくために・・』なんてのがあります。
大同生命でしたか・、時代ですね。

庶民感覚として、
これほど身近な生活に関する危機感が出てきたわけですから、
政治責任は大きいとおもいます。

選挙ですから、国民受けするマニフェストに無理がある事くらいわかっています。
全部、公約通り政策を実行できないとしても、やむを得ない事なのでしょう。

どうも首相は「環境税」には否定的らしい。
税金の名称が気に入らないのですかね、税の目的が問題なのか
税収不足でもマニフェストは守るという考えなのか
どうも党内不一致の民主党は迷走中ですね。

タバコの大幅増税は2~3円/一本に留まるらしい、
あまり大幅に値上げすると売り上げが落ち込み過ぎて税収が減少してしまうということ。
タバコは税収確保のために、売り上げ高と収益性のバランスが問題なんですね。
いっぺんにダメと、うちのかみさんのように言えないところが国としても苦しいところ。


ところで、民主党は「事業仕分け」が終わったら今度は「陳情仕分け」をはじめるのだそうです。
今度は「事業仕分け」で補助予算などを削られた業界団体の陳情を「陳情仕分け」で整理しながら受け付ける。
今迄、自民党に陳情していた業界団体が今度は民主党へ頭を下げて陳情しなくてはなりません。

今後は業界別に選挙での「貢献度」を問われることになるのでしょう。
今迄、自民党一辺倒であった石油業界の「油政連」は一体どうするのでしょう。
さすが、小沢一郎さんは選挙に強いわけです。